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「ものは二つ見えると思っていた!眼は二つあるから。」娘もうすぐ10歳。


はじめて、カラーレンズを試した娘もうすぐ10歳の変化と成長です。 彼女の個性と思っていた、彼女の行動や書く字は 実は本来の彼女の個性ではなかった。 そしてその起こったことを脳の構造からみてみます。


「眼鏡目育士」めがねめいくし 
となり、家にカッコいい銀色のアタッシュケースに入った色とりどりのレンズと、度数の違うたくさんのレンズを家に持ち帰ったわたし。

もちろん、娘は飛びついて来ました。
色とりどりのレンズを試してみたい!


レンズを試しながら、身体の変化を観察します。
見え方はどう?と聞いた時、
「近くの文字がひとつに見える!!!!」
「?????どういう事?????」
「今まで文字とか近くにいる人は二つに見えていた!」
「…………………………」
娘は斜視でした。(斜位と斜視の違いはまたの機会に)


早速、カラーレンズは外してプリズムのレンズを入れて斜視を調整すると。
「文字がひとつになった!」
あれ? カラーレンズとプリズム度ありのレンズを入れて同じ効果?!?!


度ありレンズとカラーレンズが同じ効果を出したのです。

娘の書く字はちょっとゆらゆらした感じでした。
四角の中にはバランスよく入る事はまれでした。
音読をすると、語尾のあたり等に創作が入りました。
その度に、
「四角の中にバランスよく書いてみようよ。」
「書いてることと読んでること違うよ。」
と言ったり言わなかったり。
学校の成績も悪くないし。
彼女の個性かな?とあまり気にはしていませんでした。
視力検査ではAとB。(最近の小学校の検眼の表し方は度数ではなくABCです。)検査必要とは出たことがありませんでした。


近くがうまく見えていなかった。

幼稚園の頃から比べると、集中力が続かなくなったなとは感じていました。
勢いがあるのでがっつり取り組むけど継続の時間が違う。
成長して、たくさんのことに興味が出る時期なのかも?
と思っていました。
眼鏡をかけてからは、折り紙をずーーーーっと折り続けていたり。

わたしの参加する講演会に、たまについてくる娘。いつもなら一人で遊びに出たり、本を読んだりして過ごしていました。眼鏡をかけて参加した講演会ではずっと座り続け、内容もわたしより暗記していました。
集中力が違うのは明らかです。

眼鏡目育士となる学びの中で聞いていました。
特別学級に行くかどうかという時期の小学6年生の女の子が
カラーレンズを入れて、字も綺麗にかけるようになり、本も読めるようになった例を。
彼女の学習的な能力が不足していたわけではない。
近くがうまく見えていなかったという事。

「お母さんが眼鏡の勉強に行ってしまったとき、本当に寂しかったけど。今は勉強してくれて本当に有難うって思う!ありがとーーーーー!大好きーーーー!」


度数無し、彼女のサポートカラーを入れた眼鏡を学校にかけて行っています。
眼鏡をかけてどんな変化があった?と娘に今朝聞きました。


● 校庭では眩しすぎて、先生も友達も見えなかったのが見えるようになった。
● 人がひとつになった。

● 字が綺麗だと友達に褒められた。(今までは小さくてゆらゆらした感じ。)
● いつもは騒がしい自分だけど、落ち着いた。(誕生日前なのにあんまりはしゃいでないでしょ。と本人談)
● 景色がよく見える。人がひとつになったので景色が見やすい。
● 学校生活が楽しくなった。いちいち何かを見るのが楽しい。


「眼鏡なしで見えていた、二つに見える人の絵描いてみて。」
「無理――――!二つ書いたら四つに見えるでしょ。そんな絵無理―――!」

自分が見えている世界はあまりにあたりまえ。
目の前の人の顔と自分の顔とは全く違うように
見え方も違っていてあたりまえなんだ。


眼鏡は環境です。
眼鏡をかける事で見える世界を知る事で、娘の世界は変わりました。


娘の変化を脳の構造でお伝えすると。

脳の構造で眼はまず、脳幹でしっかり光を感じることが必要なんです。
感覚として光を感じてはじめて形がわかるのです。物の形やパターンです。
パターンがわかってはじめて認知します。意味がわかるのです。
という脳の構造で順番になっています。

1、感覚 光を感じて
2、知覚 形やパターンがわかる
3、認知 パターンの意味や概念がわかる

うまく形がわからない、もしくは意味がわからないという場合は、実は一番土台となる脳幹が光をとらえられていない可能性があるわけなんです。
そういう子に、四角の中に納まる文字を書かせたり、音読を間違いなくさせたり。
お互いにストレスを抱えてしまう状態、想像出来ますよね。。。。

眼鏡はそれぞれに合った環境としてつくるもの。
眼鏡に正解なんてない。
その人の見たい世界を見る。




師匠が更に詳しく、【発達障がいと視力の関係】として子供の視力についてFBに投稿しています。読んであてはまる。と思われた方、お困りごとがある方、どうぞお気軽にメッセージを下さい。


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