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イノチグラスの強みについて考える。 世界遺産、石見銀山のふもとにある 「群言堂(ぐんげんどう)」さんへの旅。



「石見銀山の地に根を下ろし、
美しい日本の生活文化を、次の世代へ。」
というコンセプトでアパレルの店舗やカフェや宿泊施設が点在する。
古いものを磨いて磨いて。静かに長い息を続ける。そんな建物が並ぶ街。
歩くだけで心が静かになる。それはそこにある物が静かにしているから。

そんな「群言堂」さんへイノチグラスの灰谷さん、かおりんそしてあっこさんと行って来ました。

創始者、登美さんに「暮らす宿 他郷阿部家」を見せていただきながらお話を伺う機会がありました。どの建物もどの空間も深い深いため息が出るくらい美しい。
そこにあるものの多くは貰ったり、捨ててあったものを拾ってきたもの。そのもの達がこれ以上ない場所でまた息をし続けている。その連続。
登美さんは目の前の物にも人にも分け隔てのない愛情を持って、時代や環境や人や抱えることが出来るものすべてを「引き受ける生き方。」

「今までたくさんのものを失ってきた、古きを理想の暮らしを通して若い人に伝え美しい循環を継続する」。「群言堂」さんの建物を見た後に登美さんからその言葉を聞き創り上げられたものの存在の大きさに衝撃を受けました。

宿泊した「暮らす宿 只今加藤家」


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帰ってから数日たち思い出すことは、その場にあった物の持つ力。
泊まったお部屋においてある寝具、歯ブラシやタオル、トイレの中にある手ぬぐい、コーヒーを淹れる用の器具、使いこなされた調理器具。ガラスや陶器形の美しい食器、どれも手に取って愛でたいものばかり。物を通して根のある暮らしが伝わって来ました。

夜は「おくどさん」で、お米を炊いていただき持ち寄った食材を使ってお料理を並べました。どうぞと置いてある、丁寧な手仕事で作られた梅酒。

どのお皿を使うか、どのカップを合わせるか。
日本の美しい文化が、理想の暮らしがまさに目の前にある。


なんて贅沢な空間。

今回の旅の目的でもあった、「群言堂」さんがどのような経営をされているか。「群言堂」さん役員の松場 忠さんに聞く機会があり、更にイノチグラスが今後どのような事が出来るのかアドバイスをいただきました。

そのアドバイスのひとつ、一番心に残ったのは
「強みを見つける」

わたしにとって魅力的なイノチグラスの強みってなんだろう?


持って帰れる物があるという事。


検眼の手法は今までになく、もちろんスペシャル。
自分の眼を通して見える世界を人に伝え、どのように生きたいか語る人々には自らの気づきや癒しが起こる。そんな奇跡の連続。
過程が素晴らしい。
だけど、ここまでは他の手法もあるのかもしれない。
カウンセリングやコーチングやリーディング。
持って帰れる物があるのは、知っている範囲でやっぱりイノチグラスだけなんです。

自分が見たい世界を見る「眼鏡」と共にはじまる、その眼鏡こそがイノチグラスの強みだ。

もし、この旅で登美さんにお会い出来なかったとしても、松場 忠さんにお会い出来なかったとしても、空間からや物から群言堂さんの在り方はひしひしと伝わって来た。
そこにある物から言葉で伝えられなくてもストーリーが見えて来るから。
物が持つ力を感じた旅でした。

ものづくりが抱えるリスクは山ほどある、それ以上に得れるものも本当にたくさんあるという経験をさせてもらったグラノーラ屋さんラ・グランダ・ファミリオ。


眼鏡。
身体に優しく持続可能な素材の眼鏡。
有機的な眼鏡。
何が有機的になるのか。
まずは素材そして色。

わたしにとってのイノチの強みは眼鏡そのものでした。
まず素敵で手に取りたくなるような、サングラスや眼鏡。


この旅の後にもし一歩わたしが形として踏み出すなら、ここ面白いかも。

このnoteは後々振り返る為の軌跡。



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Special thanks to 灰谷さん、かおりんそしてあっこちゃん。









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