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ヨシミチアキ大全集

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オリジナル曲の歌詞や動画を掲載しています。 ライブを見たことある方も、歌詞だけでも気になる方もどうぞー。
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#シンガーソングライター

おはなしぐすり

「おさけはすきですか?」 それがオトナのごあいさつ つよいのはつよいけど のまなくてもへいきだよ おせっきょうなんかやめてよ わるぐちだったらツマンナイ こんなのただのニガイみずだもん おいしいワケがない これはおはなしぐすり すきなひとと なかよくなるおくすり いつもかんがえてるたのしいこと わけあってニヤニヤしたいの ちょっとはずかしいからのむんだよ おはなしぐすり きょうはぐっすり

天、照らす

触れるものみんな灰にしてしまうから 太陽はひとりぼっち 誰も彼もほんとうの言葉に耳をふさぐばかりで 私、燃えてるのも忘れてしまってた 空の果てを目指し 伸びていく大きな樹 あなたは教えてくれたの 自分らしく在ることを 風になって梢を揺らすことはできないけれど いつもここにいるわ 雨の朝には雲を縫って光を贈るの あなたの姿まで曇らないように 自分の輝きに目がくらんでいたから 何も見えなかったの 押し隠したほんとうの気持ちに瞳そらさないで 私、在るべきかたちに戻っていきたい

恋のまぼろし(Different lyrics ver.)

こんなこと口になんかださないけど すこしキミは捻くれてんだろ? てきとうでお調子ものの僕を 呆れた顔でみてるけど こっそりほほえんでるの知ってるよ 気がついたら知らない内に 君のことを目でおいかけてる マズい 相当ハマってるかも なんか戸惑うな だってタイプじゃないや この気持ち きっと気紛れのまぼろし 手を伸ばせば消えてしまうんだ 果敢ないね どこか淡い夢にたゆたいながら キミにうたうよ こんなのは誰にだってやってるけど かなりキミは素直すぎるぜ? 悪いこと思いついた

思い出のブリリアント・デイズ

嵐の去った遊園地 逃げそびれて物陰から顔を出す 廃墟の国 よみがえらせたくて 壊れたスイッチに手をのばした 感傷に拍車かけるだけと知りながら 左廻りのメリーゴーラウンドに 行き先なんてなかったんだな 日に焼けた白馬の尻尾 雫が足下に砕け散った 濁ったオルガンの音色の中で おとぎ話と光と希望で くるくる回ってはしゃいでた 見上げた青空と日差しは眩しかったなあ…… もうサヨナラ 思い出のブリリアント・デイズ 白紙になった青写真 いいそびれた 言葉はまだ胸を刺す 空虚な夢 終

Dear Singer-song writer(s),

敬愛する歌うたいさん 聴いてほしいことがあるの たいしたことじゃないんだけど ちょっといいかしら? あなたの声が大好きなの いつまでだって聴いていたい ふてくされたハートが踊りだす どしゃ降りの雨だって晴れわたるわ まるで魔法 ほんとうよ? あたし まだそんな風に唄えないけれど 一歩でも追いつきたくて 今日もピアノに向かってる 誰かのココロ溶かす やわらかな声で唄いたいの 笑顔の花を咲かせる 呪文をさがしてる ……とどくかなあ? 親愛なる歌うたいさん まだいいたいこと

サワー・グレープス

ボクはのろまなカメ 巨大なブドウの木にのぼってみたけど ライバルは目もくれないで甲羅を踏みつけてく 頭上で揺れる紫のふさ 芳しい香りを撒き散らしてボクを誘う 周回遅れの焦りでカラカラ渇いた喉が鳴るよ 地上でキツネがわめいてる「どうせ期待はずれ」 そんなの食べるまでわかんないのに すっぱくてもイイ よじのぼって かじりついてやるんだ! サワー・サワー・グレープス くねるツル揺らす灰色の風 否定と懐疑を吹き荒らしてボクを阻む 万年最下位ランナーのヤケな底意地ナメるなよ もっ

サクラヒトヒラ

通い慣れた路の脇で  生き急ぐよな薄紅の花が降る 季節はやってきては去って行くよ 飽きもしないでさ 僕はあと何度この景色を見るだろう 進めない苛立ちを抱えたままで 出会いと別れから切り離されて 漂泊する我が身を憂うか? このままじゃ自縄自縛のバッドエンド いまは冴えた空気が懐かしくても 前を睨むんだ プライドは手放すな! その願い萌えるまで 限界まで足掻きな! その命燃やすよに サクラヒトヒラ 風にさらわれて いずれ若葉に移り行く 儚気な花明かりもあとわずか スポッ

あわい

長く拗らせた古い病は 乾いた寒さに呆気なく癒えた 干からびた眼を窓に向ければ 天蓋に名残る星の影ひとつ 冬は淡々と逝く 瘴気(しょうき)の息を引き取って つたない文(ふみ)で喉の支えが降りたなら 仕草を飾ることはなくなるのか 切れた雲の間(あわい)より しらしらと明けぬる空 淡い日に染むる 瞑っていては知れなかったこともある いずれ暮れるとも いまはただ美しくて 通い路に落ちる憂いの息も 荒んだ疾風が味気なく攫う 乱れる髪を静かにけずれば 足下にゆれる朱の花ひとつ 春

いまはひとりでいたいだけ

ひとりでいることと ひとりぼっちはちがう 勝手にさみしいとか決めつけないで 話題の映画も 人気のお店も きみはいつも誰かと行きたがる ぼくはひとりでみたいのに しっていることと わかっているのはちがう 勝手な思いこみは押しつけないで 「ねえ そんなこといってても ほんとは つよがってるでしょ」 ああそうかもね きみの中ではね いまはひとりでいたいだけ きみはきみでぼくはぼく 当たり前すぎるから だんだんわかんなくなって きみはぼくを自分みたいに考える お互いわかり合え

いいから

「明けない夜はない」なんて そんな言葉 信じなくていい 確かなことは何もないよ 今が暗くてつらいなら じっとまるまっていよう 傷ついた脚にナイフを刺したって 立ち上がれるわけないだろう? もういいよ 終わりにしなって 自分のこと嫌いでいい この歌が嫌いでいい 世界を呪ってもいい なんだっていいから 生き延びようぜ! 「何のために生きる」なんて そんな問いに 答えなくていい 連中だってわかっちゃない 今はみじめで焦るよな そっと隠れていよう 破れた靴に紐を通したって 歩

阿頼耶の鳥

慈雨に咲いた花に塞いだままでいた 水声に紛れ聴く形而上の囁き 繁る言の葉に絡め取られ 幾つもの意志を見過ごした 六識の檻に囚われた獣よ 奪われたのは牙か、それとも 消魂しい警鐘がいま身体に 渇きを求めよ、と、疾く鳴り渡る 慣性を否定し塑性の明日へ 目眩に脅かされても歩め 道標にした風は今や衰え消えた 夜の帳に謳う北辰の瞬き 恣意の善意に撃ち抜かれて 幾つもの失意を見出した 蔵識の深さを懐かしむ鳥よ 奪われたのは羽根か、心か 朧気な形象がいま脳裏で 力を求めよ、と、遠

祈りの炎

夜空のように星の散る あなたの美しい瞳も ときに涙に曇ってしまって 明日を見失うことがあるでしょう 繰り返される嘆きは いつしか愛を遠ざけてしまう ためらいの鎖が両脚を縛り 歩くことさえできないなら すべてこの歌に委ねて あたしが引き受ける 祈りの炎で灰にするわ そこから拾い上げるものを あなたに見せてあげるから 湖のように透き通る あなたの穏やかな心も ときに嵐にさざめいて揺れて 我を見失うことがあるでしょう 言葉にならない怒りは いつしか喉を焼き焦がしてしまう ひ

きぶんじゃないのに

 よびもしないのに あさはやってきて  パジャマをきがえないボクをせかす    きょうは そとにでたいきぶんじゃないのに りゆうはないけど  きょうは そとにでたいきぶんじゃないのに  そんなきぶんになれないのに    まねきもしないのに キミはやってきて  どうでもいいことをボクにはなす    きょうは キミとはなすきぶんじゃないのに りゆうはないけど  きょうは キミとはなすきぶんじゃないのに  そんなきぶんになれないのに  ラララ……  たのみもしないのに あのコが

now here

流れ星に願いをかけたのは 子供のころ いつ叶うのかな 待ちくたびれて悲しくて悔しくて 涙は隠して牙を見せた きっと誰も悪くないってわかってたから 自分のコトバに凍えてたのさ キミの歌が聴こえるまで ずっとずっと いまはもう擦り切れて すこし歪んだ心で感じてる キミの痛みを声を孤独を 遠く離れてても確かにここに 手を伸ばすからちゃんと掴んでよ my friend 地図を捨てて歩き始めたのは 昨日のこと どこに行こうかな  何もなくても愉しくて嬉しくて 雨はあがって虹を見せ