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【うんこ思考】「なぜ?」を繰り返す


登場人物

ちっち: 元気いっぱいで好奇心旺盛な子供
父ちっち: ちっちのお父さん。いろいろアドバイスをくれる

ストーリー

ちっち: お父さん、今日うんこが固くて出にくかったんだ。なんでだろう?

父ちっち: それは大変だったね。何が原因だったのか考えてみようか。最近の食事や飲み物のことを覚えてる?

ちっち: うーん、ごはんはいつもどおりで、昨日はあんまり水を飲まなかったな。

父ちっち: なるほど。じゃあ、どうして昨日あんまり水を飲まなかったのかな?

ちっち: 昨日は遊びに夢中で、水を飲むのを忘れてたんだ。

父ちっち: そうか。じゃあ、どうして水を飲むのを忘れちゃったの?

ちっち: 公園に水筒を持って行かなかったから、水を飲むのが面倒だったんだ。

父ちっち: それじゃあ、どうして水筒を持って行かなかったの?

ちっち: 朝、急いで家を出たから、水筒を忘れちゃったんだ。

父ちっち: そうか。じゃあ、どうして朝急いで家を出たの?

ちっち: 宿題をやるのに時間がかかって、遅くなっちゃったからだね。

父ちっち: なるほど。これで原因が分かったね。宿題を余裕をもって終わらせるようにすることと、先に水筒を用意して玄関に置いておくと忘れにくいかもしれないね。

ちっち: 分かったよ、お父さん。これからは朝に水筒を用意して、玄関に置いておくね。

次の日…

ちっち: お父さん、今日は水筒を持って行けたよ!

父ちっち: それは良かったね。ちゃんと水を飲んで、また様子を見てみよう。

数日後…

ちっち: お父さん、最近うんこが普通に出るようになったよ!水筒を持って行って、水をちゃんと飲んだからだね。

父ちっち: そうだね、ちっち。ちゃんと原因を見つけて対策を実行したから、うまくいったんだね。


簡単な解説

問題の根本原因を特定し、それを改善するために「なぜ?」や「どうして?」という質問を繰り返すことが効果的です。
一度だけの質問では問題の表面部分しかわからないことが多いため、質問を繰り返し行うことが重要です。
一般的には5回程度繰り返すのが良いとされていますが、根本原因を取り除けるまで「なぜ?」を繰り返すのが良いでしょう。
この手法は「なぜなぜ分析」や「5 Whys」と呼ばれます。

実施プロセス

  1. 問題の根本原因の特定
    問題が発生したら、「なぜ?」や「どうして?」と質問してみましょう。表面的な問題ではなく、本当の原因を見つけることができます。
    原因がうまく見つからないときは、違う角度から「なぜ?」と質問するとうまくいくことがあります。

  2. 解決策の立案
    問題の本当の原因が分かれば、それを取り除く対策を考えてみましょう。

  3. 解決策の実施と結果のモニタリング
    解決策を実施し、その結果を継続的に確認することが重要です。これにより、事前予防とリスク回避が可能になります。

どこまで「なぜ」を繰り返すか

いつ繰り返しを止めれば良いのかは悩みどころです。根本原因を取り除き、最初に「なぜ?」と問いかけた問題が解消される(解消できると思える)まで繰り返すと良いでしょう。
「なぜ?」を繰り返すうちに、解決策が見つからない場合は、繰り返しを一旦止めましょう。前の「なぜ?」に戻って違う角度から「なぜ?」を問いかけると、根本原因や良い解決策が見つかることがあります。

まとめ

「なぜ?」や「どうして?」と質問することで、問題の根本原因を特定し、効果的に対策できることがあります。
ちっちの例では、うんこの問題を通じて「なぜ?」・「どうして?」を繰り返して原因を見つけ出し、解決策を考えるプロセスを学びました。
この考え方を日常生活や仕事に応用することで、さまざまな問題解決に役立てることができるでしょう。

参考

Wikipedia なぜなぜ分析 (2024/07/27現在)


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