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「第三言語どうしよう?」そんな方へちょっとしたヒント

多くの方が小中学校から英語を勉強していることと思います。

しかし、大学に入るとき、あるいは、高校に入るとき、「第三言語何にしようかなあ?」と考え、迷うことはありませんか??迷いすぎても見つかりませんし、今度テキトーに選ぶと、やる気がなくなって何も身につかなかったなんてことになってしまいます。

そんな時、皆さんにあった第三言語に巡り合えるためのちょっとしたヒントを紹介したいと思います。

ちなみに、私はスペイン語専攻。スペイン語も、スペインの文化も何もかもに惚れ込み、楽しく勉強を続けています。では、私がどうしてスペイン語に出会えたのか、大好きになれたのか?そのヒントをご紹介します。

ヒント①:たくさんの言語の"音”を聞いてみる!

YouTubeなどで「スペイン語」「ロシア語」などと検索して、興味のある第三言語の音声を聞いてみましょう。「この発音、何となくかっこいいな」「この言語しゃべれるようになりたいな」「わけわかんなすぎて逆に興味湧く」など、些細な印象でいいのです。自分にしっくりきそうな"音”を探してみましょう。調べるときは”español”などと現地の言葉で調べると出できやすいです。

ヒント②:たくさんの言語の音楽を聴いてみる!

これも①と似た感じですが、音楽には言語音だけでなく、その国特有のリズム、メロディーなど、文化的な要素も含まれています。私はラテンポップ(スペイン語)を初めて聴いたとき、rの震え音(巻き舌音)にエロさ(?)を感じて一気にスペイン語に惚れこみました。さらに、お気に入りのアーティストが見つかると、なおさらその言語への愛が強くなります。その国のポピュラーな音楽からお気に入りの言語を探すの、とてもおすすめ。ちなみに、調べるときは、例えば「ラテン音楽」と日本語で調べるより、”Latin POP” などと、英語で調べるのがおすすめです。

ヒント③:その国の文化について調べてみる!

食べ物や、世界遺産など、皆さんが興味の持てる分野のもので探すのもありです。「これ現地で食べてみたい」「ここ行ってみたい」そういう気持ちって結構大事だったりします。その国に愛着が持てたら、言語にも愛着が持て、学習意欲が続きます。

ダメな選び方①:言語の有用性、話者数で選ぶ

「これダメなの?」と思うかもしれませんが、言語の有用性だけで「この言語しゃべれたら就活に有利そう」みたいな気持ちで選ぶと、絶対に続きません。有用かどうかは身についてからの話で、仮に話者数が多くて、有用性が高い言語でも、身につかなければ意味がありません。それに有用性でいえば英語に勝るものはありません。大事なのは「その言語への愛」です。愛に勝るものはないと言いますが、言語もしかりで、結局その言語が好きでないと、あきらめて挫折することになりかねません。

ダメな選び方②:先に大学を選ぶ

これはわたしの体験談なのですが、「○○大学に行きたい→一番偏差値の低い○○語学部を受けよう」という選び方です。私はこれで見事に第一志望の大学に落ちました。この選び方の一番よくないところは「偏差値が低い=受かりやすい」という安易な考え方です。結局私の受けた学部は、同じことを考える人が多かったのか、倍率がものすごいことになっていました。倍率が高ければ、やはり合格最低点は上がります。それに、この選び方には先ほど言った「言語への愛」が微塵も感じられません。私は当初からスペイン語をやりたいという思いでいたのですが、その第一志望に入りたいがために自分のやりたくない言語を選んでしまっていたのです。あまりにも矛盾しているのが分かっていただけるかと思います。これではモチベーションが安定しません。大学の名前や偏差値ではなく、自分のやりたいことで選んだほうが充実した大学生活を送れる、と私は考えています。なので、「やりたい言語を選ぶ→その言語を学べる大学を探す」という決め方で、ぜひ進路選択をしてみてください。(これは、外国語専攻の方の話に限ります。例えば、自分が経済学部志望で、第三言語がやりたいという方は、経済学部生にも第三言語が開講されている大学を選んでくださいな。)

長くなってしまいましたが、以上が私の経験談を踏まえた第三言語の選び方です。一人でも多くの方が、一生続けられる「生涯言語」を見つけてもらえればうれしく思います!

¡Hasta luego!




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