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おつかれ、今日のわたし


好きな歌に、‘’休みは7分の2なのに遊びたい休みたいは2分の2の日々‘’という歌詞がある。
まさにその通りで、必死の思いでたどり着いた週末は体感2秒。
ズル休みする理由を考えながら布団に入ると気づけば朝が来て、玄関をあけ出勤している。
そんな毎日を送っていると疲れが蓄積しクタクタ、気づいたら布団の中で涙が出てくる。
そんな時は枕元に置いているこの本を開いて今の自分にピッタリな、言葉にならない自分の‘’しんどい気持ち‘’を的確に解説してくれる言葉を探す旅に出る。

‘’疲れているかは自分でもギリギリわかる。でも弱っているかどうか否かの認知はとても難しい。
疲れは私をウンザリさせる。言動がぞんざいになるし、集中力がなくなって失敗する。抑制が効かなくなる。
弱りは疲れプラスαの状態で、私をメソメソさせる。‘’

日中忙しなく慣れない環境で動いて、馴染めない人間関係に気疲れしクタクタながらもやっと布団に入ったのに寝付けない夜。溢れる不満と不安、明日のことを考えると尽きない悩みに被害妄想。いろんな考えが頭の中で巡った結果、夜中に声を出した泣いた。もう寝れない、そう思ってこの本を読んだ時書いてあったことだ。
そっか、私は弱っていたんだ。そう思うと心に重くのしかかっていたものが少し減った気がした。
自分が追い込まれて究極にしんどいのだと認識したら、もうあとは登るだけじゃんとその瞬間は思えた。
だからと言ってすぐ切り替えられるわけではない。だって疲れを通り越した弱りは手強い。

この本にはお風呂に入っていい匂いのクリームを塗って、ベッドに入る。そして自分を弱らせる原因から、物理的にうんと距離をとるイメージをする。自分は清潔でいい匂いもするからそんな悪い存在ではないと唱え続けることがポイントだと記されている。私はこれを泣きながら読みました。別のページにはひたすらニヤニヤできるコンテンツも確保しておけと書かれていたよ。

何より、こんなにも素晴らしい文章を書いていろんな経験をしている著者様も、自信喪失して弱ることもあるのか。私が人一倍臆病で、気にしいで、わがままなわけではないのかもしれない。そう思えたことにも労われた。

あともう一つ、ハッとしたところ。


‘’本当に必要とされているってどういうことなんですか。それは、こちらから与えたときに、自分の持っているものが増えたような気持ちになれること。
与えれば与えた分だけ削られるような気持ちになるなら、相手から求められていないものを与えているか、あなたが利用されているかだ。‘’


友達と会社を辞めたくなる理由や愚痴を話しているとき、言いたかったことはまさにコレだと、ピースがはまったように腑に落ちた。もちろん会社だけでない、友人や大切な人、好きなコンテンツに対してもだ。私の場合は会社の次に友人が多いかな。与えたら与えた分返して欲しいなんて贅沢は言わない。でも1時間の遅刻をしたなら一言謝って欲しいし、やりたくないと言っていたポジションに押し込まれるようついたのだからそれ相応の対価は欲しい。利用されてるなんて認めたくないし、その後を想像するだけで苦しいよ。でも気づかなきゃ抜け出せない。削られた分、誰かや何かが補ってくれるとは限らないじゃん。
必要とされること、私じゃなきゃダメなこと。それって離れてみなきゃわからないことでもあるなと最近は思う。そして必要とされるって認められるということだと思うし、自己肯定感も上がるよね。
居てくれてありがとう、助かった、これからもよろしくねって言葉を恥ずかしがらずサラッと必要なときに伝えられる人になりたい。

私はなりたい、好意は示すが好かれようとはしないスタンスを持つ人間に。(今のところ最初の好意を示すがまずできてません、誰に対しても)