見出し画像

アイ'll be there④(ムービー)

最後に映像について。

なんとなく日々のお散歩中に風景の目星だけつけておいて、楽曲完成後に実際に動き始めました。

※英語版のサムネイルのみ、友人である小嶋カメラマンの写真を使わせてもらいました。

雨のしぶや

◆ムービーのテーマ

楽曲のストーリーや世界観に合わせて、
渋谷周辺の写真・動画
手書き文字(ちよムービーのトレードマーク)
の2つでムービーを組み立てようと思いました。

…が、問題が。

いつもカバー動画をつくる時の映像は、
・歌っているとき⇒歌詞を書いたノート。
・間奏など歌がないところ⇒世界観を補足するような風景。
(主にドラクエウォークのついでに撮ったもの。フリー素材は使ったことがない)
というシンプルな構成にしています。

歌い手自身よりも目も耳も楽曲そのものに全集中してもらいたいのが狙い。

しかし今回の曲は間奏がない…一方使いたい風景ばかり増えていく…困った。

初挑戦でしたが、全編通して「風景の画像+手書き文字を合成」という手法をとることにしました。

◆iMovieで手書き文字を合成させる(アナログ編)

黒い紙白ペンで文字を書く

②写真を撮る

・トリミングや位置調整しやすいように少し余白を残して撮りました
・うまく白文字だけ合成できるようにコントラストを調整して白黒はっきり

③背景画像の上に文字画像をイン

④右上の窓で「ブルー/グリーンスクリーン」を選び、トリミングボタンや消しゴムボタンで合成!

⑤文字の位置が気になる時はサイズ調整のタブでうまいことずらす

縦画面に文字を入れるとか細かい設定は仕様上できないけれど、今公開されているわたしの作品ぐらいのレベルであれば、iMovieでもできました。

あ、iMovieはiPhoneにも装備されていますが、Macで操作した方が圧倒的に使いやすかったです。
各工程の選択肢、Macの方が多い。

ちなみにペンタブ+Keynote(Apple製品に標準搭載されているアプリ)でも背景と文字を合成できるらしい。
デジタル方面は未開の地なので、興味のある方は調べてみてください。

ペン

黒紙用として売られているメタリック系やミルキー系の色ペンも試してみたのですが、透過に弱くて結局こちらのペン一択でした。

uni-ball signo 太字
色は白・金・銀しかないけどめちゃくちゃパワフル。はっきりくっきり。

乾きにくいので注意

とはいえ手書きは大変

書き損じだらけで裏表びっちり

2曲分合計100枚ぐらい書きました。

初めてだったから時間もそれなりにかかって(合成作業も合わせて丸2日ぐらい)めっちゃ大変だった。

普段のカバーでは絶対にやりませんよ、ロルバーンのノート大好き。

ただ文字という個性をしっかり盛り込めるのは映像の強みになると思うので、ガッツのある方はぜひ挑戦してみてください!

◆撮影

まったくのカメラ素人なので、iPhone SE3でお散歩のついでに撮影しました。

撮影地はスクランブル交差点、宮下公園周辺、西口歩道橋(国道246号)、神泉駅、山手通り、渋谷スカイ(スクランブルスクエアという駅前のビルの有料展望台)、あと自宅です。

英語版は夕方~夜がメイン。
オリジナル版は超深夜~夜明け~早朝の風景。

当初オリジナル版では「誰もいない駅前」の空っぽな写真を撮るつもりでした。
…が、金曜深夜に起きて渋谷駅に向かったら昼間以上に人だらけ。

そうこうしているうちにビルの隙間に月が浮かんだまま明るくなっていく空。

若者たちが「もう朝じゃんー」と言いながら改札に向かい始める午前4時のスクランブル交差点。

某飲食店の前でぼんやりとひとり座っている女の子…の横で、ねずみちゃんのディナータイム🐭

ごちゃごちゃ感とリセット感がなんだか印象的で、その場で「夜明けの渋谷」を映像のテーマに方向転換してみました。

英語版のラスサビは夜。(文字読みづらくて色味落とした)
オリジナル版は夜明けごろ。

オリジナル版のエンディングで、わたしは夜から朝の街並みに変わる魔法(ラナルータ)をかけたのか、それとも魔法がとけたのか。

自問自答の午前5時。

駅前や渋谷スカイは観光地!という感じなのですが(高所恐怖症でなければ屋外展望エリアは風が気持ちよくておすすめです)

渋谷スカイ。学生ちゃんたちに混じるちよお姉さん。

それ以外はなんでもない普通の街並み。
わたしの日常を切り取って皆さんに見てもらうようなつもりで作りました。

恋人たちが眠る円山町の入口。さすがに写真自粛、通過。

◆加工・編集

すべてiPhoneのカメラロールの中とiMovie上で行いました。
色味の調整逆回転など、ごく簡単なことをしました。
ただし映像編集は音楽制作の何倍もマシンのパワーが必要なので…たびたびMacがフリーズしました。

そういえば英語版のこれだけ新宿。トチョーの塔のふもと。

◆最後に

いくらトラックが同じでも2曲は2曲。
歌詞、メロディの微調整、ボーカルREC、ミックスにムービー…
2倍の時間と知恵が必要でしたが、本当に心から楽しかったです…!!!

一方、リスナーさんの反応が未知数で、とても不安でした。

言語違いの2曲をEUROGROOVEのCDを1→2トラックと順々に聞いていくイメージで2週楽しんでいただければと思いつつ、皆さんに受け入れてもらえるのか、それとも代わり映えしないと飽きられてしまうのか。

そしてカバーを楽しむために登録してくれている方がほとんどのちよチャンネルで、そもそも視聴してもらえるのかも謎でした。

この10日ほどで2曲合計5000回以上視聴していただけたのは、ひとえに小室哲哉さんのファンの方や、あめプロを応援していらっしゃる皆さん、そして宇宙のどこかでこっそりちよのことを応援してくださる皆さんのおかげです。

小室哲哉さんへのファンアートというコンセプトを大きく飛び越えた、きわめて個人的な作品になってしまいましたが、情報過多な3分30秒にお付き合いいただき本当にありがとうございました。

また、自由に作らせてくださったあめなーさんや関係者の皆さん、「わたしがやりたいこと」を叶えるために力を貸してくださった助っ人の皆さん。
人としてもミュージシャンとしても成長した姿でまたお会いできるように日々がんばります…!!!

あめプロご参加予定の皆さん。
わたしはまた忍びの者に戻りますが、密やかに皆さんの制作を応援しております!

そしてちよリスナーの皆さん。
「昔のオリジナル曲」シリーズと月1回ぐらいのカバーはこれからも続けますので、引き続き音楽を通して繋がれたら嬉しいです!

それでは、また会う日まで。
さらば🥷


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?