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TRFのISLAND ON YOUR MIND × chi4

◆当時の思い出

1993年7月発売のアルバム『EZ DO DANCE』に収録されていたこちらの曲をカバーしてみました。

29年前ということで…わたしは小学校3年生でした。

『EZ DO DANCE』自体はシーブリーズのCMと共にうっすら記憶にある程度。

あと『ポケベルが鳴らなくて』というドラマが始まると「そろそろ寝る時間だ」とおふとんを敷き始めたのを覚えています。

ということで今回のカバー曲の当時の思い出は皆無、完全なる後追いでこの曲を知りました。

◆選曲したきっかけ

①今年のカバーのテーマの一環

1992年活動開始、1993年デビューで合ってる?

例年TRFのカバーは年1曲入れるかどうかなのですが、有言実行がわたしの人生のテーマでもあるので、こつこつやっております。

②小室哲哉さんのコーラスがたくさん!

小室哲哉さんの声が好き → 歌マネを楽しむ という方がインターネットの世界では多くて、素敵なことだなと日々思いながら楽しませてもらっています。

そしてわたしはあちこちで言っているとおり、小室哲哉さんの歌声(コーラス)に憧れて音楽に興味を持つようになりました

ただ小室さんとわたしは性別も骨格も違うから、もちろん声質も違う。
歌マネするのはいつの頃からかやめてしまいました。

ネガティブな意味というよりは「わたしらしさを追求しよう」というポジティブな方向性で。

今回は「小室さんと全然違う声の人間が小室さんのパートを歌ったらどうなるか」ということをわたしなりに存分に楽しんでみました。

とはいえ、歌いだしの小さい「ぅ」「っ」などなど、随所にリスペクトが含まれている気がします😄

◆工夫してみたこと

①BPM

ダンサーさんが踊るには少し微妙な速さかもしれないけど、120近辺だったのを126に上げました。

②ドラムとベースはライブバージョン風

1994年のBILLIONAIREツアーのアレンジがすごくかっこよかったので、完コピではないけれど基盤にしました。

生っぽさを意識しながらキックを3つベースはシンセベースとスラップを使い分けてみました。

③ウワモノ(ほぼ)総とっかえ

原曲ではBメロ(ソ#ファ#ソ#ーファ#ソ#ーファ#ーミー)、サビ(ド#ードー#ミレド#シド#ード#ーソ#シ)というシンセが何度も登場しています。

この2種類を毎回コピペしていくのでもよかったのですが、この曲はBメロが4回、サビは5回も出てきます。(一般的なJPOPなら2回、多くても3回)

ダンスありきやライブならこのシンプルなアレンジがハマると思うのですが、せっかくなのでもう少し変化をつけてみることに。

原曲へのリスペクトをしっかり持ちつつも、改めて自分で一から楽器や音色を考えてみました。

ドラム・ベース・声だけの状態から、自由にウワモノを付け足していくイメージです。

既存のモチーフも数か所で使いましたが、ピアノの緩急の付け方は割と気に入っています。

あと小室哲哉さん公認二次創作として発表した『アイ’ll be there』でも使った8bitっぽいシンセを今回も取り入れて、8ビートの裏にアクセントを置いてみました。

④声のいろいろ

メインボーカルは、原曲に比べるとかなり脱力して、素のわたしがうっすら透けるような感じに。

旅行に来てみたものの、友達が海でわいわいしている輪に入らずに(入れずに、かな)遠くから体育座りで見ている。

そしてさりげなく様子を見に来てくれた男子と横並びでぽつりぽつりとおしゃべり。
みたいな歌い方でしょうか。

小室哲哉さんのコーラスについては↑で書いた通り。

LRの振り方とか、3部合唱の声の重ね方、メインボーカルとのオクターブ違いでのユニゾンには少しこだわりました。

メインボーカルの温度感に合わせて、隣に座る優しい男子のイメージでしょうか。

この曲って大人数で盛り上がるのがもちろん大正解だと思うけれど、こういうふうに輪から一歩離れたところでの「あなたとわたし」の二人きりのデュエットっていうのも、それはそれでアリじゃないかなーと試してみました。

チルかっこいい方向性になっているといいな。

ラップは声質も音域も原曲をなぞるようにはできなかったので、全然違うアプローチにしてみました。

もはや内緒話ですね。

特に中盤の方のラップの方向性に迷って、画面上でお魚さんにCome on!してもらいながら、なんとか場を繋いだ感じです🐠

きっとこの男女はお互い好きなんでしょうね。
真夏の恋は輝くのかな…(妄想)

◆最後にひとこと

今回はこんな感じで音色や歌唱の「コピー」では飽き足らず、いろんな裏読み・深読みをしながらカバーを楽しんでみました。

「昔のオリジナル曲」シリーズも8月末まで続ける予定なので、たくさん歌がうたえてとても幸せな夏になりそうです。

それではまた、さらば🥷

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