久しぶりに会う

今だから言えば、会いたいから実家帰省を決めた
別に父親の様子見なんて私1人で行くことは基本ない
甥っ子も娘たちと仲良いし普通なら連れていく、実際なんで連れてこないのか聞かれたぐらいだし

それ程、会いたかった
元々距離が離れていることは理解してたし、土日休みの彼と平日休みの私では会うことさえ難しい
最初から会うべきではなかったのかもしれない
それでも1回目は平日に熱海まで彼が来てくれた
2回目は私が日曜日の休みに合わせて小田原まで行った
そうやって合わせてきたと思っていた

日々の連絡も元々あんまりだったし、彼は彼のペースを崩すことはしない
それでも私のかまって欲しい欲求には随分応えてくれたと思う

出会ってから半年、それぞれの想いが変わってきたのかもしれない
でも私はそれを気づいているようで気付かないふりをしてきた

会いたいが大きかったから
彼の家までは東名からも少し距離があったが運転苦手な私だが、遠足に行く気分のようで楽しかった

家に着くと降りて迎えに出てくれてて、それだけで充分幸せだった
家に着いてコーヒーを入れてくれて何する訳でもなく他愛もない会話
外で時折雨足が強くなる雨の音がBGMのよう

お腹空いたね、食べに行こうか?
と彼は近くで自分のオススメのお店の話をし始めた
どこでもいい、彼と一緒に食べるのが幸せだから

雨足が弱まったタイミングで出かけるが、エレベーター降りたら土砂降り
どっちが雨男か雨女かそんなやり取りしながら行く雨は嫌いじゃない
私の靴の心配もしてくれる、そんな優しさが嬉しい

結局お目当てのお店はやっておらず、雨足は強くなる一方だったので、彼のマンション横の中華に

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程よい辛さで美味しかった😋

食べ終わり、部屋に戻って映画でも観ようかと
邦画はあまり観たことなかったから、彼チョイスの「マスカレードホテル」を観た
彼の腕枕の中で観る
時折キスしたりそんな中でも映画は面白い
さんま登場には全く気づけなかったけど

程なくして彼に抱かれる
彼のセックスはキスも何もかもが優しい
心地よい時間になる
上手い下手ではなく、心が充電されていく

事後も2人でシャワー浴びてゆっくり過ごす
その間もほぼ彼の腕の中、彼にくっついて過ごす

途中誤魔化されていた話も今日は突っ込んで聞く
彼は幾度聞いても誕生日をはぐらかす
結局彼が誕生日を隠す意味はわからなかったけど、クイズ形式で当てた
そして私の誕生日を覚えてないことも笑った

投資の話も少しした、チャート見せてくれてわかりやすく教えてくれる
私も帰ってからアプリを入れた

そうこうしてるうちに映画はクライマックスwww
時が止まればいいのになと願うが時間はもう終わりが近づいてる

妹から催促のLINEで現実に戻る
実家に向かわねばならない

下まで送ってくれる彼と離れたくない気持ちを抑えてまたねと実家へ急いだ

これだけ幸せな時間を過ごしても不安は払拭できなかった
次会えるのかさえ、実際はわからない
私の会いたい気持ちと彼の会いたい気持ちには今は差が出ている

違うのかもしれない、思い過ごしなのかもしれない
自分がバカだったら良かったな
もっと割り切れたら良かったな
それが彼にだけはどうしてもできない
好きが大きいからだと思う

この先彼からLINEが届くのだろうか?
また待ちきれず、私からLINEをしてしまうのだろうか?

今はいつ読むかわからないNoteに彼へのラブレターを綴ってみる

何度会ってもあなたが恋しいです

おしまい

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