私が、認知症になっても困らないために、いま、出来る100のこと。その23
私が認知症になって、私の代わりに家族が判断しないといけなくなるとき。
1番の困りポイントは、家で暮らせなくなって、施設に入居のタイミングかな。と、思う。
施設の入居には、費用がかかるから、それももちろん困るポイントなんだけど、
それよりも、施設にお願いしたいと思ってしまうときに感じる罪悪感が、厄介な感情になると思う。
私は介護の仕事をしていたから、介護保険施設を使うことへの抵抗は、他の人よりは、少ないと思うのだけど、
それでも、家で暮らせるうちは家で暮らしたい。娘の家で暮らしたいか?と問われたら、いいえ。と答えるかもしれないけれど。
あくまでも、私の自宅で暮らすことをギリギリまで考えてもらいたいとは、思ってる。
施設入居相談に来られる方は、本当にギリギリまで頑張っておられながらも、親を施設に預ける罪悪感も半端なくあって。
どのタイミングで、施設を利用したらいいかを聞かれるのだけど、
家族が限界と思う1番の理由として、
トイレの失敗がある。
トイレの場所がわからなくなる。一日中頻回なトイレの介助が必要になる。排便の、処理がうまく出来なくなる。排泄による汚染が、とってもとっても大きなストレスとなったとき。
そんな時は、家族も辛いけど、本人も迷惑かけてる気持ちが辛いから。
だから、そこは、施設にお願いしてくれていいからね。と思ってる。
失敗しても、大丈夫。ちゃんと後始末してくれるし、何より、定期的にトイレに連れて行ってくれるから、失敗することが少なくなる事もある。
だから。
私が認知症になって、施設を利用するタイミングに困ったら、トイレ問題を一つのポイントとして考えくれたらいいからね。
罪悪感は、必要ないからね。
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