私が認知症になっても困らないために、いま、伝えておく100のこと。その38

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スープの、みんなを受け入れてくれる感じが好き。

それぞれの具材の良さを、おおらかに、包みこんでくれる。

もちろん、コンソメスープのように、透き通った繊細なスープも、興味深い。それこそ、いろんな具材を煮込み、アクを何度も取り除き、あの琥珀色した透き通ったスープになると知って、感動したよね。

でも、家で作るスープは、冷蔵庫の中にあるものを、ザッと切って、ぐつぐつ。

このグツグツ時間もたまらなく好き。

五感を刺激してくる。

そう。例えば、私が認知症になったとして、お鍋の中に、野菜を適当に切って作れるスープなら、私の役割も、あるはず。

そして、スープが、出来てくるまでの匂いが、五感を刺激して、頭の中の記憶も、呼んできてくれるかもしれない。

毎日、1日1食はスープ作りをして、ちょっとぐらい間違えても、調味料の入れ過ぎがあっても、野菜がうまく切れていなくても、それは、それで、その時しか作れない、最高の一杯を作って、食べたい。

五感を感じる暮らしを楽しみたいな。

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