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映画感想『キング・オブ・モンスターズ』

彼女を作るためには超能力者になりたい。放射能を浴びれば、手の甲から爪が出てきたり、目から光線が出たり、瞬間移動や高速移動ができる能力を身につけられるだろうか。
簡単に放射能を浴びるには、東北に行く必要があろう。
しかし、放射能を撒き散らす生き物がいるならば、近くまで来てもらって浴びさせてもらおうと思う。
生命を脅かす怪獣も側にいるならば逃げなければならない。
もちろん逃げる先は映画館だ。

タイトル:ゴジラ #キングオブモンスターズ


数年前に鑑賞したゴジラは面白かった。
そのため、アニメ版のゴジラを映画館で見るようにしたのだが、3部作のうち2作目以降が駄作だった。
それ以降、毎年ゴジラ映画を見ているようだが、今回はハリウッド版だ。
日本原作をハリウッドの作り直しで駄作になるのは有名だが、今回はどのような最高傑作に仕上がるか期待する。
 
期待を胸に膨らませながら鑑賞した。
 
そもそもゴジラが吐く光線は放射能を含んでいるはずなのに、近くにいる人間に影響しないのは何故だろうか。
ミュータントに変異した人間になったからか?
私も不死の力を手に入れれば、X-Menとして活躍できるのだが。。。
『ダーク・フェニックス』を鑑賞するぞ。
 
以下ネタバレ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ネタバレと言うほどではないが、ゴジラは人間の守護神として、宇宙外生命体の怪物と対峙する。
対峙と言うか退治だけど。。。
その宇宙外生命体とは、ギドラのこと。
これは、アニメ版のゴジラ映画でもそうだった。
だからクソ映画になったのかもしれないが、今回は違う。
 
宇宙から来たという設定になっているが、それはほぼ関係のない存在として、地球人を滅ぼすためにいる。
ゴジラがいなければ、生物の頂点に位置する。
そのため、その指示があれば従う。
 
しかし、ゴジラがいれば話は別だ。
服従を誓う。
 
かっこいい。
まさにゴジラだ。
神に位置するその巨大生物に敬意を評し、"GOD"の文字を名前に刻み、”Godzilla”と呼ぶ。
 
故に、正式な映画タイトルは、『ゴジラ キング オブ モンスターズ』になっている。
"怪獣の中の王"とは、まさにゴジラそのものだ。
 
 
それでもハリウッド品質なのは否めない。
怪獣の動く風圧でちっぽけな人間が吹き飛ばず、ちょっとした振動で収まる。
吹き飛ぶような描写もあるにはあるが、取って付けたかのように都合よく小さく吹き飛ぶ程度で終わる。
何でだよ。
 
建物を吹き飛ばし、すべてを瓦礫にするくせして、主人公の娘はかろうじて瓦礫に挟まり、助かる。
生きとし生ける物は死ぬほどの衝撃があるのに主人公たちは助かる。
擦り傷一つ付かずに助かる。
わざわざその妻は犠牲になるが、それもハリウッド品質に寄るものだ。
気持ち悪さを超えて、清々しさもあるが、やはり受け入れがたい。
 
音楽はいい。
ゴジラの復活のときの音がいい。
モスラの活躍になる音もいい。
 
エンドロール時のモスラの持ち歌(?)もいい。
当時は、ザピーナッツが歌っていた。
今も廃れていない歌詞だと思う。
友達が好きで口ずさんでいた。
 
今の時代に通用する歌だと思う。
何より、モスラがゴジラを助けるための自壊(?)もいい。
 
ギドラは有名なので納得できるが、ラドンは何?
なぜにここまで主役級の扱いを受けているのだろうか。
調べるのがめんどくさいので放置する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以下酷評。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
主人公の男は、"俺には娘しかいない"から探すんだ的な発言をしていた。
そのためにも娘を助ける必要があるという発言につなげていた。
意味がわからない。
自分の存在意義や生きる目的を子供に押し付けているだけにしかみえず、反吐が出る。
 
主人公に、"傷を癒やすには傷つけた奴との和睦が必要だ"と渡辺謙さんが言う。
いじめられたやつがいじめたやつにへりくだって和睦を言い寄るのかよ。
そうしなければいじめられ続けるのならば、それも一つの手かもしれない。
しかし、息子は怪獣に殺されたはずだから和睦できないと思うのだが。。。
で、最終的にゴジラを核兵器で回復させるという手段に出た・・・渡辺謙さんが。。。
何でだよ。
主人公はどの怪獣と和睦すべきなんだよ。
そもそも主人公が死なないのはハリウッドだからか?
この辺もよくわからなかった一つでもある。
 
他には、主人公の妻が他の怪獣を一斉に目覚めさせたはずなのに、テロリストの首謀者には"私は目覚めさせていない"と言うのも理解できなかった。
嘘を付いた理由は何だろうか。
 
モナークと言う怪獣調査団の存在もよくわからない。
そもそも現在の西暦がわからない。
2014年に怪獣が出現したとのことで、それから10年以上の月日が経過しているはず。
娘がだいぶ大きくなっているからな。
しかし、モナークがシェルターを用意しているのは60年前からという。
どういうこと?
私の勘違い?
 
怪獣の名前もよくわからない。
どうやってその名前にしたのかもわからない。
ゴジラもそうだ。
どこから名前を引っ張り出したのだろうか。
そこまで踏み込むのは野暮か?
 
 
 
 
 
唯一共感できる箇所は、主人公の初期の言動だ。
息子を失い、酒に溺れたが、妻は怪獣についての研究に溺れるようになった。
男は駄目だね。
仕事ができない私は酒に溺れる。
主人公の基質があるということだろう。
 
明日も頑張って生きよう。
 
 
以下、ちょっとした知識。
日本の"くじ"というのは、アメリカで言えば"フォーチュンクッキー"なのか。
 
 
以上。

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