ロンネック
この怪獣を描くきっかけになったのは、キリンクビナガオトシブミという昆虫です。長さはもちろん昆虫らしく節で繋がれた特徴的な首の形を見て、それをそのまま怪獣に仕立ててみようと考えました。四つ足怪獣の限界みたいなものに挑戦したかったデザインでもあります。
作品に関しては、デザインが見やすいよう怪獣を横向きで入れました。すると画面がかなり大きく空くので、やはり怪獣ということで破壊された建物とセットで絵にすることにしました。倒壊していくビルや燃え盛る炎、噴煙などの表現は、成田亨さんのいくつかの絵画作品を参照しながら描いたものです。
余談ですが、その姿から「ロングネック」と命名しようとしたものの、ファイヤーマンに同名の怪獣がいることをすぐに思い出し、一文字抜いて名前をつけました。
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