ヴィジョン革命17

ヴィジョン革命 目次

　第三十章　　ヴィジョンに生きる
　　　　　　　　アルデラミンの周縁　　　　　　　　　
　　　　　　　　　体験その222～227
　　　　　　　　エレベーターと家　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　体験その228～236　　　　　
エピローグ

第三十章　ヴィジョンに生きる

アルデラミンの周縁
故郷の恒星を自覚してから、しばらくアルデラミン探索をしていなかった。ふと、自覚する前と後では解釈が変わるだろうと、何度か夢見で探ってみた。やり方は、アルデラミンを唱えて入眠するだけ。インパクトがあった二つの夢見では、人間型ではない男性的な存在から、その存在の何かの匂いを嗅がされた。匂いは覚えていないけど、何かを吸い込んだ事実が残っている。もう一つは、わたしは養鶏場の経営者で60代男性になっており、いくつかの卵を両手に持ち、自分が育てた卵の出来栄えを慎重にチェックしていた。品質の良し悪しではなく、一個一個の卵の特徴を見ていたら、いつの間にか男性から脱けており、卵を精査している経営者を、正面から少し高い位置で見ていた。結構この二つの夢見から、アルデラミンの周縁を感じ取ったのではないかと。

数多くの職場へ行っていた時、そこにいる人たちによって雰囲気ができていた。その場に入ると、空気が跳ね返るように、わたしへの反応があった。時々その人たちの中には、わたしの印象を伝えてくる人もいた。わたしは断然、人にあだ名を付ける方だけど、稀に呼ばれたのは、兄アニー、ホープ、リーダー、エース、最近は鬼教官などと、これらの印象がわたしの周縁に入っている。実際にアパレルメーカーで人材育成をしていたし、職種を変えても同じことは含まれていた。また、ワーキングホリデーでオーストラリア滞在中に、シドニーのラジオアナウンサーの子どもに日本語を教えに行っていた。

ところで、2014年頃に新大久保のイケメン通りを歩いていたら、店先でBTSの動画が流れていた。その店のポップカード「今、大注目の防弾少年団！」を、爆弾少年団と空目をし、数年前に覚え直した。何故に人気があるのかと、BTSと同世代の韓国男子に聞いたら、声がよくてカッコいいと。それで、七人いるから惑星にマッピングしたくなり、月→ジミン、水星→ジン、金星→V、太陽→ジョングク、火星→SUGA、木星→J-HOPE、土星→RMと、これでメンバーを覚えたぞ。そこで、BTS生みの親のパン・シヒョク氏のチャートも見たら、ジオセントリックでは獅子座ステリウム、ヘリオセントリックの地球ポイントはスアロキン。パンPDが午前5時47分以降に生まれたとすると、恒星パラン表 Stars in CulminationMC 中年期20代後半～60代前半 には、太陽にアルデラミン、木星にベテルギウスの二つのパランだけ。更に、メンバーも同じカルミネーション期で見ると、SUGAは火星にアルクトゥルス。J-HOPEが午前7時24分以降の生まれなら、火星にアルデラミン。Vは木星にベテルギウス。Stars at Natal Horizon or MeridianASC、MC、DC、ICに乗る恒星 ※ただし人により有無がある に恒星があるメンバーでは、ジンがベテルギウス。ジミンにもベテルギウス、リゲル、アルニラム。RMにはリゲル、ラス・アルハゲ。ジョングクの場合は、右腕に時計のタトゥーがあり、それは出生時間 3時23～25分と本人談。そのジョングクの胎夢テモンは、大きな黒豚が七匹の小豚に授乳していたらしいので、夢から話が展開している模様。もしかしたら、パンPDのあの恰幅のよさは、生み続けるためなのか。

恒星は自ら光っているので、「恒星の周りを漂っている、何か」から、見ている人の言葉にしていく。恒星から発せられた光を地上から見ているわけで、恒星本体は決して目視できない。今、見ている太陽でさえ、8分20秒前の光だし。わたしはベルナデット・ブレイディ氏のアルデラミンの解釈に違和感がある。地上の資料を吟味されているとはいえ、恒星を擬人化すると、どうしても人間関係の立場に当てはめてしまい、一辺倒な人物像に感じる。落としどころとはいえ、64恒星を11グループに分けているラベリングが、成功、使命感、困難、信頼性などと、自己啓発本でお馴染みの単語が並べられている。これらは、惑星領域の意味付けや目的ではなかろうか。上ではなく、横を向いている。いずれにしても、恒星を象徴とするのか、商売に利用するのか、承認欲求を満たすためなのか、などと、それぞれの恒星の捉え方は、手を替え名を変えても、素直に性根に表れる。