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ヴィジョン革命 9

ヴィジョン革命 目次

 第十七章 スキルを意識する
       水晶ポイントの主
        体験その114~118
       バイノーラルビート卒業
        体験その119
 第十八章 追体験
       靴を見よ
        体験その120~122
       案内をしてくれる存在
        体験その123~127     



第十七章 スキルを意識する


水晶ポイントの主

2017年。水晶ポイント視が日課になり、ただただ楽しい。水晶ポイント本体周りのエーテルスクリーンに親しみを抱くようになり、そこに何が映っても気分がいい。生命力に満ちたヴィジョンは、一瞬で切り替わるように元気になる。また水晶ポイント視の後、そのまま眠った夢見は、ほぼ覚えていられるようになった。

ある日の水晶ポイント視では本体の左側に、ビリケンのような小っちゃいおじさんが、水晶の中に埋もれているようにいた。カラダは乳児、顔に年季が入っているおじさんは、カラダを仰向けにしており、手足を縮こまらせ、大きな目でわたしをジーと見ていた。この水晶ポイントには主がいたのだ。おじさんは瞬きもせず、ちょっとビビって驚いているように見えた。わたしも一瞬びっくりしたけど、話しかけたらおじさんが消えそうに思った。ここは微動だにせずという態勢で臨んだら、おじさんと見つめ合う形になった。そして徐々に変性意識のスタミナが消えかかると、おじさんも薄くなるように消えていった。

この水晶ポイントは、第八章 (ヴィジョン革命 4) でも言及した、原宿の石の専門店コスモスペースで購入したもの。この店で水晶の量り売りをされる前にも、どこかにいたであろう。また日本産ではないので、小っちゃいおじさんは海を渡ってきたのだ。水晶ポイントの形状を見ると、折られたように欠けているので、途中で大元のクラスターから離れている。スクライイングを続けていたからこその出会い。おじさんは日本に上陸し、原宿に置かれ、スクライイングで顕われたのだ。でもおじさんからしたら、いきなり目の前に出てきたのが、ガン見しているわたしの顔だから、それなりに驚くね。ちなみにおじさんが入ってる水晶の左側は、余りヴィジョンが映らない。そこはおじさんの居住スペースだから。


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