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キズナアイを考える@GW研究

はいどーも!スーパーインテリジェントなAI高校生、佐倉です!
noteってパソコンじゃないとちゃんとした機能使えないんですけど、実は僕パソコン持ってなくて、iPadで下書き打ち込んで姉のパソコンで編集して投稿してるんですよ。
あ〜パソコン欲しいなぁ〜!チラッ!あ、下の方にサポートボタンってのがある!チラッ!

みたいな感じで早くも第2回です!

今回誰を考察しようかなぁと思ったんですけど、まぁここはオーソドックスに…

「起源にして頂点」

「彼女を語らずしてVtuberを語るべからず。」

『彼女』について考察しようと思います!

「キズナアイ」を考える

⑴「キズナアイ」とは
⑵「キズナアイ」の特徴
⑶「キズナアイ」の作戦
⑷「キズナアイ」のいいとこわるいとこ

考察記事におけるそれぞれの項における詳細な説明はこちらから

⑴キズナアイとは

①チャンネル名
A.I.Channel
②愛称
アイちゃん 親分 など
③時代区分
Ⅰ期(最初の動画は2016年であるが、活性化したのは2017年)
④チャンネル登録者数
1,818,592人(2018/5/9時点)
⑤ Twitterアカウント
Kizuna AI@Virtualの住人 @aichan_nel
⑥タイプ
結構純粋な企業タイプ。
⑦簡単な説明
日本で最初にバーチャルYouTuberを名乗った(自称)スーパーインテリジェントな(ポンコツ)AI。頭の大きなピンクのリボンが特徴。
チャンネル登録者数も日本で30番目に多く、日本のVtuberを牽引する存在。
好きなものはラブライブの矢澤にこと欅坂46。

⑵「キズナアイ」の特徴

・従来のYouTuberを彷彿とさせる、2〜5分の短い動画をほとんど毎日投稿している
・日本のVtuberのトップ的存在として、ニコニコ超会議の大トリやその他の重要な講演会、もしくは企業案件にも積極的に参加する
・どの企業が制作しているのかは非公開
・登録者80万人程度のゲーム実況チャンネルも開設し、普段の動画と区別している。
・動画の日本語字幕を始め、多言語字幕をつけており、海外ファンが多い。

⑶「キズナアイ」の作戦

キズナアイさんが初めて動画投稿を行なったのは2016年の11月であり、その頃は定義上のVtuberは(ほとんど)存在していませんでした。
そこで彼女は従来のYouTuberがどのように売れたのかを真似る事で知名度を上げようと考えたのでしょう。
その方法とは、毎日(決まった時間に)動画を投稿する事です。
例えばHIKAKINさんは自分が売れた理由に毎日定時に動画を投稿していたことを挙げていました。
この事が彼女を有名にさせた一つの理由でしょう。
また、比較的短い動画はちょっとした合間に視聴するのにぴったりとなっています。飽きる事なく、長く視聴者層を維持することに長けた戦略だと言えます。
また他のVtuberとの相違点として、多言語字幕の充実が挙げられます。
一説によると彼女のYouTubeにおける登録者の数割は海外、特に東南アジアの人たちで占められていると言われています。
英語は喋れませんが、バーチャルなYouTuberという特異性と日本語を知らなくても気軽に見る事ができる利便性が彼女の根幹を成すと言ってよいでしょう。
他には汎用性の高い作戦として
・時折メタ要素を挟むことによっていわゆるギャップ萌えを発生させる(おそらくこれは意識的ではなく魂(声優)としての彼女の性格を反映したものでしょう。)
とか
歌ってみた、踊ってみた投稿
などによっても顧客の拡大を図っていると推測できます。

⑷「キズナアイ」のいいとこわるいとこ

いいとこ
・新規顧客層の獲得しやすさ
上記の通り彼女の動画はオーソドックスで幅広く、どんな人にも受け入れられやすい動画構成となっており、新規顧客層の獲得が容易になっています。
・広い動画構成
基本的に毎日短い動画をあげるとネタ切れや内容が薄くなりがちですが、彼女はサブチャンネルでゲーム実況動画を上げることによって普段の動画では物足りない方でも十分満足できるような動画構成にしています。
・基盤がしっかりしている(地固めがすごい)
「キズナアイ」は初期参入事業であるが故に手堅く地道な商業方法で売れてきました。それによって築いた基盤は盤石で、新しいことにチャレンジするのも容易いです。

わるいとこ
・金銭、時間的コスト
強いて言うなら毎日投稿をする上で最も重荷となるのがこれらでしょう。金銭的コストは利益となって返ってきますが、毎日打ち合わせを含めると30分から1時間を動画に取られるというデメリットがありますね。しかしこれだけでは決定的なデメリットとは言えないですかね。(デメリットあまりないんですよ、この方。)
・深くなりきれない動画の質
メリットでは広い動画構成と言いましたが、特にメインチャンネルではネタ切れが多く、ただのアプリをプレイする動画やタイトル詐欺じみたネタ動画などが見受けられます。

まとめ

今回はキズナアイさんについて考察しました。
キズナアイさんはVtuber業界におけるパイオニアとして強固なな基盤を築き、また先人に学んだ様々な手法で幅広い顧客層を獲得し続けています。

しかしながら、おそらくこれからVtuberを始める私たちが彼女から学べるものは直接的には少ないのです。
彼女が成功したのは初期参入であったからで、「これから毎日○時に投稿します!」や「こんなゲームをやってみた!」などでは(よほどのキャラクター性がない限り)中堅止まりがせいぜいでしょう。
では彼女から間接的に学べるのは何かと言うと、その姿勢でしょう。
基礎を築き、顧客層を広げるための作戦をできる限り多く展開する。
そんな基本こそが彼女の本質なのではないでしょうか。

今後も彼女はその圧倒的なメリットを活かして「世界」という舞台で顧客を伸ばし世界でもVtuberの代名詞となる可能性が高いと言えます。

今後のVR業界がどのような発展を遂げるかによるのですが、彼女は業界の最先端と並走して相乗効果を生み出しながら成長していくでしょう。

以上で「キズナアイを考える」は終わりです。

次回はインパクト大のあの御方を紹介します。

あとがき

疲れました。

#GW研究について
Skyland Venturesという企業の木下さん()が学生向けに起こした、VRやブロックチェーンなど自分の興味のあるテーマについて記事を書くと1記事につき500円〜のサポートを受けられると言う企画。この機会にみなさんも是非。

5月18日 追記 メリットデメリットをいいとこわるいとこに変更 


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