【読書】「ビューティフル・マネー 4週間で人生が変わる心とお金の法則」人に与えろ、という教え

読書をして思ったことを綴っています。今回は「ビューティフル・マネー 4週間で人生が変わる心とお金の法則」です。

■「ビューティフル・マネー 4週間で人生が変わる心とお金の法則」

著者はファイナンシャルコンサルタントのリアン・ジェイコブズさんです。経済的に成功しても幸せになれなかった、という経験から生まれた「ビューティフル・マネー」というプログラムについて書かれています。


4週間のプログラム形式で書かれており、実際にビューティフル・マネーを体験することができます。お金について学ぶだけでなく、人生そのものを見つめ直す機会になるでしょう。


人生を変えるきっかけになる4週間かと思います。



自分の今いるフィールドに満足していなかったり、何かを変えたい、と思っている方にはオススメです。



私はこの本で「お金は手段であって目的ではない」という基本的なことを再認識できました。


■「人に与える」とは


この本にはたくさんの教えが書かれています。


中でも気になった内容は、「与えれば得られる」といったものです。人に与えることで、多くを得ることができると。


しかし同時に、「いい人になるのはやめろ。人を喜ばせるために生きるのはやめろ」とも言っています。


「人に与えろ」と「人を喜ばせるために生きるのはやめろ」は矛盾しているように感じたので気になりました。


人を喜ばせるために生きるのはやめろ、とはどういう意味なのか。


よく考えれば、「人を喜ばせるのはやめろ」ではなく「人を喜ばせるために生きるのはやめろ」なんですよね。


要するに、自分の生き方の問題。


細かく言えば「人を喜ばせるために自分の生き方を変えて生きるのはやめろ」ってことなのかなと思います。



とすると、「人に与える」とは「自分の生き方は変えずに人を喜ばせる」ということであり、平たく言えば、相手も喜ぶし自分も喜ぶってことでしょう。



誰かにプレゼントするとき、プレゼントして喜ばれることだけでなく、相手が喜んで、自分も喜んでいるシーンを想像しながらプレゼントを選んでたりします。そんなイメージです。



私が思うに「人に与える」ということは


相手に喜んでもらいたいと自発的に思う事

その行動を実行する事

結果、相手も喜んで、自分も喜ぶ事


この3つが条件のように思います。


■ギブ&テイクの考え方

「人に与えることで得られる」

これはギブ&テイクということです。


ギブ&テイクについては、

【読書】多重債務者49人の告白を読んで思ったこと。人間の価値とは。

でも少し書きましたが、個人的には、この世の絶対法則のひとつだと思っています。リスク&リターンにも似ています。


ギブが無い限りは、テイクは無い。ギブが多いほどテイクも多い。


しかし、与えた分すべてが自分に戻ってくるとは限らない。


残念ですが、戻ってこないこともあります。それはそれで仕方のないことです。


でも、もしギブが「相手も喜んで自分も喜ぶ」ことだったのであれば、まぁ別に全部戻ってこなくてもいいやって気もします。


人に与えるときに、自分も喜んでいるのだから。


そういう風に自然に考えることができるようになりたいですね。


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