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業界で一般的な映像用ケーブル

今回は、映像業界で使われているケーブルについてまとめています。

一般に映像用ケーブルというと、HDMIケーブルが思いつくのではないでしょうか。
据え置き型のゲーム機やレコーダーなどに使われているスタンダードなものです。

HDMIケーブルは比較的安く扱いやすいように思いますが、プロの現場で使うとなるとデメリットが多いのです…。

┃HDMIケーブルのデメリット

[資料]HDMIケーブルのイメージ

①伝送可能な距離が短い

HDMIケーブルは長距離をつなぐ前提ではないため、一般的なHDMIケーブルでは長くても10mが限界です。

②端子が弱い

頻繁な抜き差しに耐えられるほどの作りではないため、現場で使っていたら壊れてしまうことがあります。

③抜け落ちやすい

HDMIケーブルは端子を接続した後、固定する機構がないため引っ張ったら抜けてしまい、放送事故につながります。

┃同軸ケーブル

上記のように、HDMIケーブルは業界には不向きな点が多くあります。

そこで一般的に使用しているのが、「同軸ケーブル」です。
SDI(Serial Digital Interfaceシリアル・デジタル・インターフェース)信号を伝送することから「SDIケーブル」、「BNCケーブル」と呼ばれることもあります。
映像は非圧縮で、画質を落とすことなく伝送できます。

同軸ケーブルには、BNC端子という差し込んでから回転させる抜け落ち防止機構が備わっています。

放送の業界ではこれに「HD-SDI」という信号を流し映像を伝送します。
「SD-SDI」や「3G-SDI」など画質によってさまざまな種類がありますが、地上波の番組制作をする上では「HD-SDI」で事足ります。
「HD-SDI」は1080iまでの伝送が可能なためです。
細かいことが知りたい方は、メッセージをいただければまとめさせていただきます。

┃HDMIケーブルを使う場合は…

業界でも安価な機材を使うことがあり、HDMI端子での出力しかない場合があります。
そういったときは仕方がないのでHDMIケーブルを使用しますが、抜け落ちが怖いので養生テープなどでがっちり固定します。
大丈夫だと思っていても油断した際に、足をひっかけるなどして抜けてしまうことは多いにあり得ます。

┃場合によって使い分ける

HDMIは手軽で扱いやすい反面、信頼性に欠けます。
人が通らないような固定配線であれば使用できますが、ハンディーで動き回るカメラに接続する際などは同軸ケーブルで接続することが無難です。

┃次回予告

【インターレースやらプログレッシブやら…】を投稿予定です。
ぜひご覧ください!

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