MITメソッドから考える、タスク管理の心理的効果


この記事は以下の記事を読んで自分が考えた内容になります。

MITメソッドとは

タスク管理の実践方法になっていて、主な中身は

-  大きな目標を立てること
-  すぐできる、かつ有意義なタスクからこなす
-「夜の振り返り」でモチベを上げる


という3点です。
ベーシックなTODOリストとの違いは、広い視野で目標を捉える点です。
TODOリストの場合、目の前のやるべきことに集中することが基本的な考え方になり短期的には成果を上げられるかもしれませんが、長期的な視点が不足してしまうことが多々あります。
MITメソッドの言いたいことはつまり、「短期的なタスク分解よりも長期的な視点の方が大事なんちゃうん?」ということのようです。

タスクと心理

私はこのMITメソッドの考え方に共感しています。
なぜなら、目標設定の領域で有名なメソッドを見ると、人間心理とタスク実行は切り離して考えることができないという主張は正しそうだと考えているからです。

あなたが高校二年生の学生だと考えてください。
今は日曜日の朝でとても清々しい気分です。
しかし、残念なことに週末の宿題をやらなければいけません。一気に憂鬱な気分になります。
この時にあなたは、宿題をしなくても問題ないことに気づきます。宿題をやらずとも、月曜日に先生に怒られるだけですし、先生は優しいおじちゃん先生なので怒ってもなんともありません。

あなたはこの宿題をしますか? しませんか?

結論から言うと、残念ながら宿題はするべきだと思います。
そして話を戻すと、
タスク管理メソッドはこの宿題をやるという選択をするために存在しています。
つまり、タスク管理メソッドを使うことで私たちは高いモチベーションを保つことができます。その状態であれば、嫌なことでも実行することができるのです。

以上からタスク管理と自分の心理状態が強く結びついていることがわかりました。

タスク管理の目的 = 自分のモチベを保つ

 ここまで見たように、多くのタスク管理メソッドはモチベーションを保つことが目的になっています。それはなぜなのでしょうか?

自分の理解では結局のところ、

行動・実行することがが最も重要だし、それをやってる奴が偉い

からだと認識しています。そのためのメソッドは多数存在しますが、重要なのは実際に行動に移すことなのであって、いくらそのための理論や方法論を学び、考えたところで前には進まないのです。
 
 そして、行動を起こすためには、自分の内発的なモチベーションが大きな影響力を持っています。多くの研究が「創造的な仕事をするためには金銭などの外部からの誘因よりも自自身の内側から発生する誘因が重要である」ことを示しています。

 この内発的なモチベーションは大きな目標を持って行動することで高めることができます。同じ仕事をするにしても、その仕事がどのような社会的価値を持っているのか、どのようなビジネスモデルなのか、自分の仕事はその中でどういった意味があるのかなどのコンテキストを理解することがこれには重要です。冒頭で紹介したMITメソッドが伝えているのはこのことです。
内発的な動機を意識するために、振り返りや目標設定する時間をしっかりと持つこと。 非常に大事だなと改めて実感しました。

不確実で不安的な世の中だからこそ、自分のやれることはしっかりとやりたいですね。

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