カオスな美ほど惹かれる音

前のバンドが解散して確か7年ほど経つ。その7年という期間に様々な経験を沢山した。経験をしたからといって立派な人間になったかと言われれば別の話だけれど。

不思議な話なのだけれど、経験を積んだからなのか、今のバンド、自身から出てくる音楽が良くなったと知人からポツポツと言われるようになった。

絶望、不安、葛藤、自己嫌悪。これらの言葉を並べてみると負のイメージを受けるだろう。だが、音楽に置き換えるとどうだろう。私はこれらが魅力的に見えるのだ。自身の音楽は負から生まれることが多い。感情が音に変わるだけで退廃的な美が生まれる。何の経験もせず生まれた音楽より、誰かの経験、人生が絡まるアートというのはとても惹かれるものがある。

かといって、明るい音楽を否定しているわけでもない。心が踊るような、未来に希望が見えるような音楽も誰かに影響を与えることができる。

明るい音楽は、励まずことが出来る

暗い音楽は、相手に寄り添い共感が出来る

どちらも心に寄り添っている。まずは自分が自分の作品を愛すこと。だってよく言うじゃない。曲は自分の子どもだ って。

その子どもに愛してくれる誰かが出来れば、それはそれは親は幸せなんだよ。

私の子どもがいつか誰かに愛されることを願って、今日も眠ります。


今週末、SNSにて嬉しい情報アップします。

では。おやすみなさい。

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