片思い

もう無理だ。

そう思うと、顔がゆがむ。

なんだか涙がでてきて、それを我慢するだけで精一杯。

そんな毎日が続く。


何をつらく思っているんだ。

今まで考えなかったことを、今さらのように想像して妄想して、へこたれる。

もう

もうダメだ。


この気持ちは伝えなきゃいけない。

このままでは、私がつらいし、彼にもよくない。

そう、終わりを告げるのは私じゃないといけない。


そのためには、

ちょっと練習しておかなければ。

ひとりでもがんばれるという練習。

いつも彼の存在が毎日の活力になって、励みになって、

とてもとても大切なポジションにいた人がいなくなった時のことを

ちゃんと考えていかなきゃいけない。


よし。

もう大丈夫。


開き直ったら、

いつの間にか、彼にlineしていた。


おいしかった炭酸ジュースの写真を送っていた。

どうでもいいこと。

もう、これは、大したことでもないのに

彼に連絡する癖になっていた。


やってしまった!って後悔。

ひとりでがんばるって決心してたのに。


自分でがっかりしていたら、

思わぬ返事が。


へぇー。



思わず、笑った。

彼もお愛想。

ごめんね、ありがとう。


でもそんなことしたら、

また私、調子乗るからね。