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モスバーガー日記
モスバーガーの思い出って意外とたくさんある。
たくさんというか、食べた回数のわりに色濃くある感じ。
子どもの頃は地元にモスバーガーがあって、お母さんとお姉ちゃんとお店に食べに行った記憶がある。
マックよりちょっと良いお値段だと知ってか知らずか、なんだかちょっと特別感があって好きだった。
その後地元の店舗はなくなって、食べる機会もほとんどなかった。そんな私が、ここ数ヶ月でモスへのほのかな愛を復活させつつある。
新しい職場の近くのモスの魅力を知ったからだ。
そもそもドライブスルーの発達した田舎で育ち、モスのような軽食系ファストフードを店内で食べるという考えはなかった私だが、最近はだんぜんイートイン派になった。
きっかけは1年間の離島暮らし。
宝のような美味しいものがいろいろある島だったが、島外に買い出しや小さな旅に出かけるとふとチェーンファストフードの安心感を求めることがあった。そんな時にお世話になったのがミスドやマック。朝ミスドでロイヤルミルクティーをセットにしてみたり、夜中のマックでポテトにマックフルーリーをつけて食べてみたり。大人になった私にとって、そこはアミューズメント、それはエンターテインメントだった。
そんな私が最近楽しんでいるのが、しごおわ一人モスだ。月見フォカッチャとポテトとホットティー、スパイシーモスバーガーとおしるこ。絶対にバーガー単品で終わらない楽しみ。
田舎の店舗なのでだいたい空いていて、イートイン客は自分以外に一組いるかいないか。私はいつも店員さんの死角席でのんびり過ごす。
こだわりが書かれたポップや「地元のお子さんが学校で作って持ってきてくれました」とメッセージが添えられたユニット折り紙。ゆるやかに流れるジャズと感じの良い店員さんの声。
熱いものはちゃんとあつあつで出てきてくれる。
モスバーガーって、おいしさのためのこだわりがきちんとマニュアル化されているんだろうなと感じる。
ああもうつかれた、今日は一人だし外で食べちゃおうか、けどがっつり外食よりもう少し気軽にライトに行きたい気分、、、
そんな夜を、これからもモスが救ってくれるだろう。
そういえば、つい先日地元にモスバーガーが復活した。しかも実家のすぐ近くに。母の散歩がてらのオアシスにも、なってくれるだろうか。
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