本当に面白い人ほど面白いと思えることが多いという真実

お笑いメディア【東京で考え中】さんのnoteで、若手作家4人が2020年のお笑いについて語っている中で、私のお笑いファン生活を大きく変える考え方に出会った。

かさ増し:おもしろい人って絶対に人のことつまんないって言わないですよね。
西塔:ゲラの人が多いですよね。そういう人は自分で笑いどころを見つけることができる。
芝山:やっぱそこはめちゃくちゃ大事だと思う。
立川:さんまさんも松本さんもめちゃくちゃ笑いますもんね。

ハッとした。なんだこの説得力は。

記事を読みながらこれまでの自分の言動が思い出される。

私は今ほどではないが、昔からお笑いを見るのが好きだった。日曜の昼間にテレビで流れている漫才番組を見たり、深夜のネタ番組だったり、バラエティを見たりするのも好きだった。

自分が普通の人よりもお笑いに詳しいという自負のあった私は、ゲラゲラ笑う友達を見ながらこんなことを思っていた。

「私はこんなことじゃ笑わないぞ。」

私はお笑いに詳しいから、お笑いには厳しいんだ。ちょっとやそっとじゃ笑わないぞって。そう思っていた。

テレビでMCクラスの芸人たちが駆け出しの若手のネタを見てゲラゲラ笑っているのを見て、「番組を盛り上げるために大袈裟に笑ってるんだなぁ」と思っていた。

でもそれは、私の大きな勘違いだったのかもしれない。あの人たちは、本当に面白くてあんなに笑ってたんだ。

面白い人の方が、面白いと思えることが多い。面白い人の方が、ツボが広い。色んなことを知っている人の方が、どんな変化球ボケにもツッコめる。笑える。

つまんないって言ってる私がつまらなかったんだ。芸人さんが面白くないんじゃなくて、私が面白さに気づけてなかったのかもしれない。テレビに出られてる人なんて、みんな面白いんだ。

途端に世界がパァッと明るくなった気がした。

私ももっと色んなことを面白いと思えるようになりたい!!いっぱい笑いたい!!そんな思いが湧き上がってきて溢れた。

面白いと思えることが多い方が、楽しいに決まってるんだから。

私は、漫才は好きだけどコントはあまり好きじゃないなぁと思っていたのだけど、もう一度色んなコントを見てみることにした。

いっぱい笑ってやろうと思って見てみると、本当に面白いと感じてくるもので、あんなに自分に合わないと思っていたコントが、めちゃくちゃ面白く感じられた。もっとコントが見たいと思うようになった。

テレビ番組を見ながら声を出して笑うことが増えた。女の子だから下ネタなんかじゃ笑わないぞ!って思ってたけど、死ぬほど笑うようになってしまった。

そしたら、お笑いがもっと好きになった。お笑いがもっと楽しくなった。

「この芸人面白くない」って言ってるそこのあなた、それって、本当に面白くないですか?面白いと思えることが多い方が、きっと楽しいですよ。

お笑い界発展のために頑張ります。スーをいただけると嬉しいです。