FP1級実技試験 2023/6/18 Part2

さて、引き続きPart2の体験記につづきます。

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次は優しい人だといいな。そう思って扉の前で待っていると、中から楽しそうな話し声がしてきました。これはいけるかも???

ノック
た「失礼します。たやみーです。本日はよろしくお願いします。」

試「たやみーさんですね。質問は私が担当しますね。よろしくお願いします。」

た「はい、宜しくお願い致します!」

試験官は優しいおじさまで、採点係は真面目そうな女の先生でした。
少しリラックスできました。

試「質問内容は全部よんでいただけましたかね。今日は概ねこれに沿って質問してきますね。じゃあいきますよ。まず、FPであるあなた自身がA
Aさんに確認することはなにかありますか。書類があればそれも述べてください」

た「Aさん、Bさんの意向、それからAさんとBさんの家族構成についてです。また、X社との賃貸契約書や土地の取得日・取得費がわかるものの書類があれば」

試「X社の賃貸契約書、とても大事だね。それからAさんとBさんの家族構成についてよくぞ気付いてくださった。他にもうすこしなにかありませんか?」

(そのとき私は自分のメモに小さく書かれた資産という文字を完全に見落としそして記憶からも消去していた・・・)

た「・・・・えーっと・・・」

試「AさんとかBさんの保有資産もわかっておきたいよね」

(それだーーーーーーーーーー)

た「そうですね、ありがとうございます!」

試「では次、FPであるあなた自身が直接確認することを挙げていってください。これをここでみたいな感じで。」

た「まず現地で土地や建物の物理的な状況、境界についての確認をします。法務局で土地の権利状況を確認します。」

かなりつまりつまり言ってます。試験官の先生うんうんうなづいてくれています。心強い。

試「権利状況はなにで確認するのかな?」

た「(どわすれ)・・あ、登記簿謄本です」

試「続けてね。」

た「あとは公図や地積測量図を確認します。土地の需要については不動産会社やインターネットで確認します。土地の周囲の開発予定を確認します。」

試「どこで?」

た「市役所」

試「そう市役所だよね」

(都市計画課とかいってないけど大丈夫かな、まいっか。あとX社の財務状況についても挙げるタイミングを見失いました)

試「じゃあ次の問題にいくよ。建設協力金方式について。これはどんな方法かな」

た「入居予定のテナントから資金をお借りして、建物を建築します。完成・入居後はそれが保証金となって、毎月の収入から返済していきます」

お借りしてのフレーズをいったときに、そうそう借りるんだよね。といわれたので大事な採点ポイントだったと思われます。

試「ちなみにX社が無利子でお金を貸してくれているんだけど、X社のメリットってなにかな?」

Aさんが好きなたてものたてたらこまるよねなどいわれましたが正直聞かれていることがまったくわからず、頭が真っ白になりうつむいての沈黙タイム到来・・・落ちたと思いました。

試「Aさんはなにをたてたの?勝手な建物たてられたらこまるんでしょ。」

た「・・・・スーパー(小声)です・・・」

試「え?????」

た「スーパーです」

試「そうだよね!好きにスーパーたてられるからだよね」

た「ありがとうございます。」

正直このやり取りはどう答えたら正解だったのかわかりません。

試「じゃあ今回中途解約の申し出があったけど、今回の事例普通借家契約でどこにも定期借地権とかかいてないよね。更地での返還を求めることはできるのかな???」

(めっちゃヒント言ってくれている・・・自信もって答えられる!!!ありがたい!)

た「できません!」

試「そうだよね、できないよね。あまりにずうずうしいよね。さ、X社との争い大変だったけど、解決しました。次賃貸マンションについての質問ね。賃貸マンションのメリットデメリットについて教えてください。」

た「まずメリットは収入が得られること、土地を手放さないでいい点だと思います。デメリットは長い期間土地が使えなくなる点、どの程度入居者がいるか読めない点、あとは多額の資金が必要になる点です」

試「そうだね。じゃあ次の質問。所得税と相続税における節税の件について。まず相続税についてね。土地と建物はそれぞれどんな評価になるのかな。」

た「土地は貸家建付地、建物は貸家になります」

試「そうだね。じゃあ所得税。これは人が入居すればするだけ所得どんどん増えて行っちゃうよね。なんでだろうね。これはたとえば空室が多くて赤字になってしまった。AさんもBさんもそれぞれ事業所得、給与所得があるわけでしょう。そういうときはどういう風にできるんだっけ」
(所得税でのメリットわからないんだよなぁと質問ききながら思っていたら先生が話続けてくれました。ありがたい・・・)

た「損益通算です!」(先生ありがとう!!!!!!)

試「そうだね、正解です。じゃあ最後ね。あなたがFPとしてこの事例に関わったとして、どんな専門家と協力していくかな。」

(今回土地の売買とかないんだよね・・・税金の特例もないしな・・・)

た「建築士さん、司法書士さん、土地家屋調査士さん、不動産鑑定士さんです」(なぜかさん付け)

試「X社とのあらそいごとについてはどうしようか?」

た「弁護士さんです!」

試「税金の相談は?」

た「税理士さんです!」(やっぱいるんだな。先生やさしすぎます。)

試「建物の滅失登記はだれがするんだっけ」

た「土地家屋調査士さんです!」

(Part2の直前に滅失登記についてはチェックしていたのでよかったです。)

試「そうだね。例えば確定申告してちょうだいと相談されたらどうしたらいい?」

た「独占業務を犯すので理由を説明しお断りします」

試「そうね、独占業務ね。知り合いの税理士さんを紹介しようね。」

た「はい!ありがとうございます!!」

試「試験は以上になります。ご苦労さまでした。」

(ブザーなってないけど終わった。大丈夫かな?)

た「ありがとうございました!」

ドア閉めるときにブザーがなりました。

Part2の先生はとてもやさしくうなずいてくださったり誘導してくれたり有難がったです。

試験終わったあとは開放感に溢れ、なぜか合格発表日が近づくにつれ合格のビジョンが大きくなっていきました。あほですね。笑
以上つたない文章ですが体験記とさせていただきます。どなたかの参考になれば嬉しいです。



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