チェンジザ杯目録~えっこれそんな大会だったんすか~(デッキ紹介編)

 「パワーカード」、という言葉がある。
 古今東西ありとあらゆるカードゲームで使われ、時には賛美として、時には侮蔑として綴られてきたこの言葉には定義などない。
 圧倒的な強さ。それは誰に説明されるでもなく、試合の中で私たちは知っていった。
 苛烈な攻めに、尽きないリソースに、知らぬ間に訪れた敗北に、未知の脅威に。
 これは、ある一枚の「パワーカード」の極限を突き詰めた男たちの戦いの記録であるーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーー大会概要ーーーーーーーーーーーーーー

この記事は、ある日曜日の友人同士のちょっとした身内大会の記録となっております。


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・≪龍装艦 チェンジザ≫を三枚以上使用すること。

・あからさまに≪チェンジザ≫を使用する気のないデッキでないこと。

・その他ルールは通常の殿堂ルールに準じる(未発売のものも使用可能)

以上のルールでDMvaultを使用して行われた総当たり戦形式の大会。
集まった参加者は五名。早速以下にデッキリストを紹介していく。



 エントリーNo.1 フナ少佐 ≪ダンタルチェンジザ≫

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 内容としては名の通りに≪チェンジザ≫を経由して≪触王の晩餐≫と≪終の鬼術 死刀露≫から≪メタルアベンジャー≫や≪クイーン・アマテラス≫に繋げていくことをテーマとしたデッキ。

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 ≪メタルアベンジャー≫の着地に成功すれば≪エビデシュタイン≫からの≪Q-end≫の龍解やミラーを意識した≪トンナンシャーペ≫の設置などのドラグハートを主にした戦術で攻め込むコンセプトだ。

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赤黒青と変則的なカラーに思い切りのいいコンボ性は予測不能ながら爆発が期待できる、変則大会におけるミラーを意識したメタで無事ダークホースとなれるか。



・エントリーNo.2 HALLPBE.S ≪ラッカチェンジザ≫

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 赤青白のカラーでのミッドレンジを意識した≪チェンジザ≫。
堅実なカラーらしい≪オニカマス≫や≪ドレミ団≫の隙間に覗く≪スケプティック≫や≪龍素の宝剣≫が特徴的なレシピ。

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受け攻めの両面において優秀な≪オニカマス≫や、後続を繋げうる≪リンクウッド≫、メタとして優秀な≪ヒビキ≫などでしっかりとバトルゾーンを作り出し、≪祝え、この物語の終幕を!≫や≪「お前の相手は俺だ、デッドマン!」≫などで補強した打点でフィニッシュを目指す。

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 手堅いながらも強力なシナジーを形成するカード選出の裏にチラリと伺えるトリッキーな搦め手に対戦相手の意表を突けるか。



・エントリーNo.3 TRIAL ≪マクーレチェンジザ≫

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≪”必駆”蛮触礼亜≫からの≪DOOOPPLER・マクーレ≫での展開力をキーに≪チェンジザ≫や≪ウマキン☆プロジェクト≫でリソースを補填しラッシュを仕掛けるデッキ。

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 圧倒的に見覚えのある連中の投入された暴力的デッキ。
≪マクーレ≫や≪ダイナボルト≫で吐き出されたリソースは≪チェンジザ≫からの≪ドンドン水撒くナウ≫などで瞬く間に復活し、凶悪なラッシュを仕掛けたと思えば≪メヂカラ・コバルトカイザー≫でこちらのボードはストップと器用な面も。

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まだまだ物足りないお客様には≪レッドギラゾーン≫も添えて情け容赦ないラッシュも。
折重なるカードパワーのミルフィーユはショーケース価格の根本原理、現代デュエマの王道ともいえる圧倒的実力主義はこの舞台でも輝くのか。



 ・エントリーNo.4 出前 ≪ジョーカーズチェンジザ≫

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「おいおい、≪ドンジャンチェンジザ≫の間違いだろう、これだからニワカ野郎には困ったもんだぜ」と思われる読者の方もおられることだろう。
 だが、ああ!見よ!マナカーブの中腹に輝く≪灰になるほどヒート≫と≪バーンメア・ザ・シルバー≫の文字を!!コワイ!!

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 ブーストし≪ソーナンデス≫からの≪ドンジャングル≫の定番コンボは勿論のこと≪バーンメア≫の緊急発進も可能と
 ≪ダダダチッコ・ダッチー≫からの≪チェンジザ≫での≪MANGANO-CASTLE!≫というジゴクめいたラッシュ

普段の≪ジョーカーズ≫にない純粋なリソース補給による息切れのない戦闘能力はまさしく追いすがる死神のごとし。

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悪夢の夜≪超天編≫の生き残りと≪双極編≫の代表格ともいえるデッキの融合体、他にない強力な種族シナジーで戦場に暴風を巻き起こす。



・エントリーNo.5 チーズ野郎 ≪チェンジザ覇道≫

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最後のエントリーはこの私。
≪マクーレチェンジザ≫と同じく≪”必駆”蛮触礼亜≫からの始動で≪クラッシュ”覇道”≫の着地を軸としたデッキ。

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意外と採用数の少なかった超次元呪文である≪リュウセイホール≫でリソースの補填をテーマとし、作り出した盤面からエクストラターンや≪モモキング≫でフィニッシュを目論む。

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 呪文でない強力なトリガー≪クロック≫などで受けも盤石とバランスのいい構築。

 メタゲームを意識した差し札たちと共に自らの信じる”覇道”を突き進め。


以上のデッキで総当たり戦を行ってゆく、波乱の試合ダイジェストを描いた実戦編は後日アップ予定。

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