Gero Live Tour 2023 The Beginning 備忘録 前編


10月1日の大阪公演から始まり、2月4日の東京公演まで6公演、加えて4月12日からのストリーミング配信。
完全にThe Beginningが幕を閉じた現在、備忘録を記そうと思う。

ツアーが始まる前は正直どんなライブになるのだろうかと全く予想できなかったというのが本音である。私は新規のため、声を出せる現場が初めてだったことはもちろんだが、ジャンプのできない会場をふまえて、何が歌われるのか未知数だったからである。
ドキドキワクワクで迎えた初日、当たり前に予想を遥かに超えて楽しかったのは言うまでもない。

今回のツアーで披露された各曲の、印象的だったことを綴っていく。長くはなるがお付き合い願いたい。
※前・中・後編に分けることにしました。
今回はアンノウン・マザーグースまで

【セトリ】*大阪公演ベース
The Bandits
名古屋のデブ
デリへル呼んだら君が来た※1

ふて寝DISCO
シャンティ
アンノウン・マザーグース
↑↑↑今回はここまでのレポ

ivory
空の青さと思い上がり※2
ベイビーミュージックライダー※3

シザーハンズ
いーあるふぁんくらぶ

天ノ弱
ヴィータ
リンネ※4

リリックス

(アンコール)

BELOVED SURVIVAL※5
うどん

※1:福岡公演ではロキ
※2:福岡公演ではneon
※3:福岡公演ではGravity
※4:名古屋、熊本公演ではしゃよう
※5:名古屋、熊本公演では吾輩はオス猫である
尚、東京公演では、いーあるふぁんくらぶの後にジャンキーナイトタウンオーケストラ



①The Bandits
イントロで声を出せる喜びを痛感した曲。昨年のライブでもたしかに聴いたのだが、「これがライブか」と昨年より強く感じた。Geroさんが「Sing it!」と言ってくれて、会場全体で声を合わせて歌う。間奏では声が無くなるくらい叫ぶ。1曲目からエンジン全開、そのまま2曲目へと突入するのである。
(曲数多いし短く書くぞって最初は思ってたんでしょうね。どんどん長くなっていきます。)


②名古屋のデブ
これは完全に個人的な話ではあるが、「手羽先、ういろう、きしめん…」の部分が地方によって変わるのが私は好きだ。広島住みの私からすれば今回の公演は全て遠征。その土地の特別感みたいなものを感じられる気がする。自分でも何を言ってるかはよく分からない。
この曲は手首に内出血を作る曲でもある。
私は何故かライブで手拍子をする際、右手を左手首に叩きつける。名古屋のデブはテンションがあがりすぎて力加減がバカになる。よって、左手首がつぶつぶ赤紫になるのである。

ここで一句

名古屋のデブ 左手首 内出血

あまりにもセンスがないが、それほど私はこの曲が好きということである。どうかわかってほしい。
ほとんどの公演で、卑しい豚になり、物販を沢山買うと神様に誓わされたということにも言及しておきたい。
げろ神様、しっかり物販買いましたよ。幸せをありがとうございます。
ところで壺の販売はまだでしょうか??


③デリへル呼んだら君が来た
今年はツアー中に、水戸公演の振替が行われた。ゲストは鋼兵さん。そういうわけで私は、鋼兵さんの「デリへル呼んだら君が来た」をめちゃくちゃ聴いていたのである。そのため、イントロを聴いて正直びっくりしたし、テンションはぶち上がった。かわいかったし、皆で「ノーセンキュー!」をやるのあまりに楽しかった。
また、「TEL」や「ショートカット」などジェスチャーを交えながら歌ったり、「塩梅です」や「使ったってんだよ」の部分のアレンジが天才すぎたりと、とにかく良い。健康に良い。
これは新宿での話なので余談だが、私は「ノーセンキュー!」で小指のネイルチップをぶっ飛ばしたという経験がある。そういう意味でもこの曲はたいへん思い入れがある。
そんな思い出の曲でも東京公演はほとんど記憶が無い。
アウターを脱ぎ、袖無し、脇ぱっくり服がお披露目されたからである。
なにあれ!!!!え!!??天才すぎない!!??と指をさしていたら終わっていた。配信があって良かったと心から思う。ありがたい。


④ロキ
福岡公演で、デリへル呼んだら君が来たと日替わりで披露された曲である。
次はデリへル〜!と思っていたら、聞きなれないイントロが耳に入ってきた。いやぁ、楽しかった。
Geroさん→ファンと「ベイビー」と歌うとこがとてもかっこよかった。
なんかこう来いよみたいな感じだった(曖昧)
(記憶無さすぎない???)


⑤ふて寝DISCO
ぺいちゅん大優勝曲。
私はぺいちゅんが大好きなので、スポットライトが当たって、当たり前に騒ぎまくったし、めちゃくちゃ悶えた。
全員ぺいちゅんを見ろ。いいから見ろ、と。
そして複数公演行ってる組には「次の公演、ふて寝DISCOでぺいちゅん見て!???鬼かっこいいから!!」と血走った目で言って回った。
ここだけの話だが、1回目のスポットライトの時、配信では客席を上から映す感じの俯瞰アングルであったため、ひとりで「何してんだよ!!!?」と叫んでしまった。しかし、その後は何度もぺいちゅんが抜かれ、また叫んだ。 カメラワークありがとう。ほんと助かる。
リアタイしながらタグ検索でコメントも追っていたのだが、「ベースかっこいい」が溢れて、再度叫んだ。

そしてこの曲は合いの手が難しい。
いくつかの公演で、そこは絶対無理だよ??という部分で合いの手を振られ、微笑ましい気持ちになったのを覚えている。
(ちなみに「布団へdive」のところ)
2人で歌っている曲を1人で歌ってるの普通にすごすぎますね。


⑥シャンティ
アメ○ークでシャンティ芸人という回があれば、是非ともリーダー席に座らせて欲しい。
この曲を一言で表すなら「無理」である。
全公演イントロの時点で顔を伏せ、泣きそうになりながら指と指の間からガン見した。
これは私調べだが、人間は推しがかっこよすぎて泣くということが出来る生物である。
リズムに合わせて身体がダンダンダンッって動くところ、最後のシーッの音、「バラセバラセバラセ」の張り上げ、全てが天才だった。
真っ黒な目と乾いた唇。あんなに可愛く「ふて寝!」と歌っていた人とまるで同一人物とは思えない。
項垂れてる嬢ちゃんには当たり前に何度もなった。
憑依系ほんと良すぎます。ありがとうございます。
別料金払いたい。払います。


⑦アンノウン・マザーグース
天才。
「早口苦手やねん」と自分では言うが、いつも心の中で「どこがやねん」と突っ込んでいる。ライブでこんなにも完璧にこの曲を歌える人が他にいるだろうか。いや、いない。(反語)
シャンティ芸人の私は、シャンティが終わると、生き延びようと必死に呼吸を整える。照明が明るくなり、呼吸音と共に「あたしが愛を…」と聞こえた瞬間、今までに感じたことの無い絶望感に襲われた。確実に致死量である。

音楽的なことは、詳しい人に任せるとして、私はGeroさんが歌うアンノウン・マザーグースが何故こんなにも素晴らしいのかについて語っていきたい。(だいぶ長くなるので飛ばしていただいても結構である)

この曲はよく、「サビはどこなのか」という疑問が挙がっているイメージがある。
サビは曲のなかで最も重要な部分であると言えるだろうし、サビに向けてアプローチの仕方を考えたりするものなのではないかと私は考える。(サビはfで、Bメロはmf的なね?)
そのうえで、緩急が激しい曲だなというふうにも思う。
そして、Geroさんはそこのさじ加減というか、場面ごとの切り替えが天才すぎる。

囁き、叫び、怒涛の言葉の羅列、低音と高音、、、

歌唱力だけでは表現しきれない、細かい所作と気持ちのこめ方があまりにもうまい。

また、Geroさんはこの歌に限らず、呼吸音も音楽の1部としているような気がする。
私は音楽に詳しくないので、詳しい説明が出来ないのだが、そこに「生」を感じる。
そこに生きていると実感できるライブという状況がまた良いのだろう。

滑舌の良さ、ぴったりハマる音程、感情の表現力、ブレスの使い分けと、全て持つGeroさんだからこそ、この難しい曲で圧倒されるほどの納得感と満足感を観客に与えることが出来るのだと思う。
やっぱり我らの推し最強じゃんね。

これは前列にいた友達から聞いた話なのだが、間奏部分の「おーおお」と会場が一体となって歌うところ、とある公演で泣いていたという。白い光と声を浴びながら、涙する推しはさぞかし美しかったことだろう。



前編はここまで。中編はivoryからいーあるふぁんくらぶまで、福岡公演で披露されたneon、Gravityを含む7曲について記していきたい。後編にとある公演のMCも入れたいので、もしかすると天ノ弱が中編になる可能性はある。まあ、良い。
まだまだ長くはなりますが、オタクの戯言にお付き合いいただけると幸いです。

チズケキ(@cheesecake_cat)

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