息子は立派な発達障害 その6

月が出てます。
台風のピーク時は既に沈没していました(*´-`)

私が発達障害の子供を育てて感じたことは、障害そのものを理解することも大事ですが、二次障害を起こさないように育てていくことがすごく大事だったんだということです。

二次障害とは
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所の資料によると
・特徴が周囲から理解されず、発達障害の子ど もたちは不適切な対応が生じる可能性がある
・理解不足により否定的な評価や叱責等の不適切な対応が積み重なると否定的な自己イメージを持ったり自尊心が低下したりする
・そのことによって、情緒の不安定、反抗的な態度、深刻な不適応の状態等を招く事がある

というものです。
息子の障害をすっかり忘れていた時期には、
どうしてできないの?
何度言ったらわかるの?
とできないことを理解する事もなく否定ばかりしていた気がします。
反省してもどうにもなりません。

子育ては定型発達のいわゆる普通の子でも大変です。
療育手帳や障害者手帳を持っている障害の子ももちろん大変です。
その真ん中にいるグレーゾーンから軽度発達障害の子は一番大変だとよく言われます。
なんの支援も受けられず、保護者も中々認める事ができず、本人も自分の障害を認められないケースもあります。
それでも、我が子の自立を願い促していくのは親としてやっていくべきことだと私は感じ努力し行動し続けました。

理想は、さかなクンのお母さんですね。究極の子育てだと私は思います。
子どもを信じて好きな事を目一杯やらせてあげられる強さ。
魚にしか興味を持たない我が子を否定もせず、認めて育てた結果が知識の深さに繋がり魚類学者となり、今では東京海洋大学の客員准教授です。
肯定し続けた事で、自己肯定感の高い子供だった事だろうと思います。好きな事を仕事にしている人がほんの一握りの中素晴らしい事だなとも思います。今なら出来そうですが、当時の私
ですが、当時の私には絶対できなかった事です。
逆に当時の私がさかなクンのお母さんだったら普通でいる事を強いてきっとダメにしてしまった事でしょう。魚の事はいいから勉強しなさいと言っていたはずです。
ギフテット型の才能を持っていても近くにいる人間に理解がなかったら結局は芽を摘んでしまうのだと思います。
もっと早く気付けていたら息子は数学者にでもなっていたかもしれません。

自己肯定感とても大切です。

とあるイベントで新しい御縁を頂き、仙台の発達障害就労移行支援センターに認知行動療法の講師として伺いました。
大人の発達障害の当事者の方とお話しさせていただきましたが、
とにかく皆さんご自分の話をどんどんしてきます。逆に一言も発しない方もいらっしゃいました。
何人もの方が一斉に話しかけてくるような状態の中で遂行していくのは大変でしたが。
発達障害ならではだなと思いました。
他にも服装に無頓着、大人ですが寝癖がひどい、視線が合わないなどの特徴がありました。
お話をお聞きしていくととにかく自己肯定感の低さに驚きました。

続きます。

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