息子は立派な発達障害 その3

その3

さて、いじめが原因で中学受験を決意した息子。
大和市は学力レベルが低いと言われる中、息子はとても優秀でした。
5年生の時には塾内テストで1位になり、その後も算数に関してはトップ10から落ちたことはなかったです。
高校受験の時も、全国統一テスト数学で1位になったこともあり。
とにかく理系科目は優秀でした。
塾では大和校始まって以来と言われ、自己肯定感がぐんぐんと高まっているのがわかりました。
私もずいぶんといい気になってました。
もちろん後々ほぼ全滅で受験終了という
結果に苦しむのですが。
試験が近づくにつれてプレッシャーに勝てずどんどん不安にかられ何もできなくなるという彼の弱さがその時は気づけませんでしたが、実はそうだったんだと後々本人から聞きました。

努力は報われるという事を体験させてあげられず、
不本意な学校へ進学する事になってしまいましたが、本人は楽しく通っていました。
私立の中高一貫校だったのでそのまま高校生になれるのですが、外部の高校を受験する事になり。。。
この時も発達障害ならではの、スケジュール管理ができない事や先の見通しが立たない
とすぐに投げ出す事などがだんだんと出てきました。
中学受験の失敗がどうしても拭えなくて、私もとても辛かったです。

どうして私の生んだ子に障害なんてあるんだろうと悲しんだり、
順調に育っている子の保護者に対しての嫉妬だったり、何故自分だけこんな思いをしなくてはいけないのかと苛立ったり。
発達障害故の理数系の出来の良さにこれはギフテット型だと勝手に将来に期待したり。
できが悪いと悲観したり。。

その都度その都度の感情の振り幅があまりにもありすぎて本当に精神がどうにかなってしまうんじゃないかと日々お酒を飲むようになっていきました。
元々お酒は好きでしたが、
不安だったり心配だったりで、だんだん眠れなくなっていき、酔いつぶれて眠る事が多くなりました。

幼稚園入園後からもう発達障害の心配はないと子育てに関心が薄くなった夫は中学生になった息子をただのだらしがない子供だと思っていたようで、今現在もダメな奴と言ってほとんど会うこともなくなりました。

その4へ続きます


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