メタラーの視点から見るパンクロック
俺はパンクロックもメタルと同じくらい大好きだ。パンクロックにはメタルにはない軽快さ、ヘタウマを味にしてしまう変な魅力がある。というか半分荒削りなのを演出してるように見えるアーティストすらたくさんいる。ほんとはもっと上手く歌えるのではないかというような安定した音圧を見せるバンドは多いしビリー・アイドルのように歌の上手いのを隠さないシンガーもいる。そして、ニューウェーブでありがちだがザ・ポリスやブロンディは激しいというよりは歌唱力や演奏の安定感を重視してる感じはある。ポストパンクなんかは激しい感じよりも失恋のメンヘラ感があってまさに今のエモいバンドにも通じるときがある。ポップ・パンクはどこまでも歌いやすいメロが貫かれてる。そして、ノーダウトのグウェン・ステファニーのように見た目がセクシーな売りをしてるアーティストすらたくさん見られるのだ。俺からするとパンクはみんな輝いてるように見えるる。売れる気があってやる気に満ちてて明るい人たちが多いファンも。メタルだけではなくてパンクにも多様性があるのがこうやって見るとわかる。メタルだって激しいデスメタルやブラックメタル、明るくてキャッチーヘア・メタル、どこまでも勇ましくて男らしい正統派メタル、そして、美しくて幻想的シンフォニックメタルまである。
また、日本でもパンクシーンは盛んでハイスタンダードやヘイスミス、kemuriなどがいる。日本のパンクシーンは良くも悪くも90年代のシーンが影響してるのが垣間見えてくる。80年代のサウンドなどが詰め込まれてるのはむしろV系の方なんだと思う。ポストパンクやゴシック音楽をありったけに詰め込んでいる。