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〜今、京都で動き出しています〜 コレクティブハウジング推進の歩み  1/2

振り返ること2016年12月、暮れの押し迫る中、京都府で子育て・子育ちの支援のためには、従来からの行政の支援に加えて、日常的な暮らしに対するサポートが必要との考えで、京都でコレクティブハウスを推進できないかという相談が、京都府少子化対策課(現こども・青少年総合対策室)よりありました。子育て支援の視点からコレクティブハウスに着目して行政から協働を持ちかけていただいたことが初めてでしたので、CHCでは期待が高まりました。

その後、京都府庁内で、職員が新たな事業を研究し、知事への提案を行う「庁内べンチャー事業」を経て、「京都版コレクティブハウス」を実現するための協働が始まりました。そして足かけ5年、この間、担当職員の方々の視察に始まり、東京のコレクティブハウスの居住者の協力も得て、セミナーやアンケートなども行い、とにかく多くの方に知っていただくための情報発信をしてきました。リーフレットを作成し、事業にも興味を持ってもらえるよう、職員の方が各方面に説明にまわられた時期もありました。

特に京都でのセミナー・フォーラムは「NPO法人 場とつながりラボhome’s vi」のみなさんとの協働によって、子育てを自分だけで頑張らないという視点など、様々な切り口で情報発信ができ、多くの方との出会いが生まれました。

そして現在、京都でコレクティブハウジングを推進するいくつかの活動が生まれてきました。今後も、様々な形で連携していきたいと考えています。


◆「京都府担当者として奮闘した川崎さんの一言」京都府 川崎 哲嗣さん

10代の最後に京都へやってきて以降、たくさんの人との出会いに恵まれながら、この地で過ごしてきました。子どもが生まれて以降、子育て家庭がもっと柔軟に、地域とつながり、支え合える方法がないかなぁと考える中、コレクティブハウスと出会い、京都府の事業としての立ち上げにあたって、担当者として携わることができました。

新型コロナ禍では特に家族以外の人との接触がしづらい状況になっていると感じます。でも、そんな今だからこそ、ときどき家族のような...そんな絶妙な距離感が、より社会に求められるように思います。コレクティブハウスの輪がこれからももっともっと広がっていきますように!子育て家庭も、そうじゃない人も、ほどよく、心地よく、つながれる社会がそこにあると思います。

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