日野プロジェクト、はじまりました

日野市多摩平にて、あらたなプロジェクトが始まりました。

日野プロジェクトは、高齢期にさしかかっていく一人暮らしの方が、ご自宅の敷地の中に、地域に開くコミュニティスペースと小さなアパートメントをつくり、地域の大人たち・子どもたちとともに場を育て、関係を育てていくことで、これからの暮らしを心豊かにしていくための住まいづくりに取り組むというものです。

このプロジェクトは、令和4年度国土交通省「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」に採択されており、ご本人(Mさん)と居住支援法人である(株)こたつ生活介護さんが提案者となり、CHCはプロジェクトコーディネートをサポートさせていただいています。高齢期の住まいの問題と持ち家の活用の問題を融合し、居住支援法人の拠点と支援を必要とする人の住まいを一体で構想する計画は、今後の居住支援のモデルとなることを期待されてのことです。

今年1月から、定期的にプロジェクト全体の企画を立てるワークショップをコアメンバーで行い、プロジェクトのビジョンについて話し合ってきました。今後、敷地内に建つ既存建物2棟を、どのように活用しつつ新たな機能を生み出していくかを検討していきます。

Mさんと小さなアパートメントの住人の暮らしを守りながら、敷地の中のコミュニティスペースを地域に開いていくことで、開かれた人間関係をつくって心豊かに共に生きようという構想ではありますが、まだまだ想像がつかないことばかりです。そのため、まずは既存の母屋を活用して、いろいろな方に使っていただき、実際に体験しながら今後の計画や運営に反映させていきたいと考えています。

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