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あまりにもあまりにもヘテロセクシュアルにつき男が理解できない→夫に感謝の念を禁じ得ない件

私の性癖を雑に説明すると「絶倫好き」と言えなくもないが、それは「私なんぞに体力的にも精神的にも心底本気で欲情してくださる大変奇特な男性のムラムラした感じに共鳴するように堪らなく萌える」という極めて精神的な性癖でしかなく、実際に体力を伴う絶倫な夫の要求には、自分の体力が回復した今も、かなり付いていけていない。

つまり、わたし個人的な考えだが、

女という生き物は、男に気が狂ったみたいに激しく欲情されるとその一瞬だけ、せいぜい2秒くらいだが、自分という者の存在の、自分の女体という存在の、浅ましさ醜さを忘れられるのではなかろうか。

その、私に理性を忘れさせて下さる、その瞬間が、最高にうれしい。

なんでそこにばっかり私がやたらこだわるという性癖なのかと考えてみると、おそらく、私は、あまりにもあまりにもヘテロセクシュアルなため、女性のよさも女体の良さも、本音としてはこれっぽっちも解らない、そのせいではないだろうか。

ようするに真面目にレズッ気ゼロなんである…。

どんな妖精みたいな美女よりも、脂ぎった筋骨逞し目のゴリラ縄文系の歳の頃40代くらいのオサーンの方がどう考えても色っぽ…いよね?!?

えっ本当に、本当に、男性はそうは思わないんですかね?!?!?!?!

ええええっ、女性陣も?!女性陣すら、

ギトギトした筋骨逞しいオサーンよりもジャニーズ系の色白な美少年の方が良い…?

マジか?マジでそんな…おまいらカマトトぶってる訳でなくて?なんでそんなつまらんメンズがいいの?!?!?

全く理解できない…

つまり女性といかがわしいことをしたいと思う男性がどうやらこの世に存在することが、私の本音としてはそもそも何かの間違いではないかとしか思えぬ。頭脳で考えればたぶん私が男性に感じるような感情を反転させて考えればまあそういうふうに感じて下さる男性もたぶんあるんだろうか...となんとなく理解できるんだが、とにかく肌感覚としてはまったく完全理解不能なのだ。

男性の肉体ならまだしも、女性の肉体に魅力を感じるというのがもう頭がおかしいとしか思えない。

(ついでに言うと自分の場合、内面もやばい。そもそも脳味噌からして汚れきっておる。ただそんな汚れきった自分の内面に関しては15歳くらいの時は心底悩んだとはいえ、今となっては「だからなんでえ、汚れてて結構!どうだ参ったか!ヒャッハァ!」といった境地に行きついており、自分ではもういまさらそんな自分はさほど嫌いではなくむしろもう最近は自分の禍々しさが気に入っているくらいだ。そんなん要するにリアルで夫と世の男性...つまり人前ではとにかく一言たりとも下品な話はせずに黙ってりゃあいいだけだろっ。バレなきゃいいんだバレなきゃ。えーと、とにかくすっかり開き直るに至ったのでギリセーフとする)

話戻るが、とにかく人様に、しかも異性にこのおぞましき女の肉体を受け入れて貰えるなんて、あり得る話とは到底思えない。

だから、結婚10年どころでない夫が、どうやらこの見慣れたはずのヨレヨレの妻の私なんぞと今でも毎日でもそういうことが心底したいらしい…?…みたいなんだけど…?というのが、実はいまだにイマイチ信じられないし、そのように考えて下さる事に毎回心底衝撃を受けるし感動するし、ありがたいと思う。

結婚してすぐの頃夫があまりにも私の胸に一日中埋まって

「俺はこのおっぱいに一生飽きる事は決してありえない…いいから黙っててくれ!邪魔するな!俺はいまおっぱいと話してるんだ!

私の人格を無視するレベルな心意気に失笑かつ感動したが絶対2ヶ月くらいで見向きもしなくなると思ったがまさか十数年後も毎日埋まりに来るとは思わなんだ。感謝としかいえない。

というかもう毎回内心では「ちょっと待ってくれ、夫よ、マジで意味わかんないんだけど本当に私とHしたいっていうの?しかも結婚10年以上たってるこんな見慣れた女性と...?いやその、あなたがもし本気ならものすごくその気持ちが嬉しくて嬉しくて嬉しいんだけど、でもそれ、絶対何かの脳の病気だから、一回脳検査した方がいいと思うよ?てゆうか私よりもどう考えてもムキムキの男性のとかの方がセクシーだよね?そっちの方がよくない?本当に私でいいの?」って襟首掴んで確認したくなる。(もし本当に質問するとたぶんすごく迷惑なので黙っているが...。)

理屈では当たり前なんだろうが、実に不思議だ

で、そんなありがたいネ申のような夫が無駄に体力があるため、しかもそれは夫のせいではなく、私が自分のこの性癖のためにそういうムラムラパワー満ち満ちた夫をわざと選んだわけで、夫は知らないし気づいてないが悪いのは100%妻である私側なんである。なのにというか当然というか、だから自分の体力では夫を完全に満足させるのはムリなので、つまり100%申し訳なさすぎるのでせめて、体力も多少復活したことだし、ムード面と技術面でえげつなくない程度にほんのちょっぴり小技を出すと、

やはり想像を絶することだがどうも夫はこんな私ごときのちょっとした奉仕やら手管やらに呆れるほど喜んでくれるようなのだ。

理解しがたい事この上ないが、とにかく大変ありがたいことである。

あまりの体力差に10年近くも夫をかなり雑に扱っていたことには申し訳ない気持ちでいっぱいである。

本当に、本当に、とっととキレート鉄を飲めば良かっただけなのに…。

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まあ、せめて、夫が枯れるまではせいぜいなるべく夫が望むようにただしやりすぎてキモがられない程度に恥じらいを忘れないようにして、ほどほどにエロエロしい妻となり、そしてなんとか多少は、その、

とにかくこれだけ幸せにしてもらったことに対して少しばかりは恩返しをしてやろう

(ほんの一滴も夫に見合うお返しができているとは思えないが)と、夫には秘密であるが、こっそりと日々思っているのである。

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