最新のOpenAI DevDayを全解説!GPT Assistant APIで何が変わる?
11月7日にOpenAI DevDayが開催され、リアルタイムで世界中に同時配信されました。その後当日行われた別のセッションもYouTubeに公開されました。その中で「GPT Assistant API」を解説していきたいとおもいます。
「Assistant API」とは
簡単にいうと、これは会話型AIアシスタントを作るための便利なツールです。つまりアシスタント API を使うと、開発者はアプリやウェブサイトに、文章を作るや質問に答えるなどの機能を追加できます。例えば、ユーザーが質問をすると、このAPIを使って自動的に適切な答えを生成することが可能です。
https://platform.openai.com/docs/assistants/how-it-works
以下引用:
アシスタントAPIは、開発者が様々なタスクを実行できる強力なAIアシスタントを構築できるように設計されています。
アシスタントは、OpenAIのモデルを特定の指示で呼び出し、その性格や能力を調整することができます。
アシスタントは複数のツールに同時にアクセスできます。これには、OpenAIがホストするツール(コードインタプリターまたは知識取得等)や、ユーザーが作成やホストするツール(関数呼び出しを通じて)が含まれます。
アシスタントは持続的なスレッドにアクセスできます。スレッドはメッセージの履歴を保存し、会話がモデルのコンテキスト長にとって長すぎる場合にはそれを切り詰めることで、AIアプリケーション開発を容易にします。スレッドは一度作成し、ユーザーが返信するごとにメッセージを追加します。
アシスタントは、いくつかの形式のファイルにアクセスできます。これは、彼らの作成の一部として、またはアシスタントとユーザー間のスレッドの一部としてです。ツールを使用する際、アシスタントはファイル(例:画像、スプレッドシートなど)を作成し、メッセージで参照するファイルを引用することもできます。
Assistant APIにアシスタントとスレッドというオブジェクトが登場しました。
「アシスタント」とは、ユーザーの指示に基づいて特定のタスクを実行するAIのことです。これは質問に答えたり、文章を作成したりする機能を持ちます。
「スレッド」は、AIとユーザー間の会話履歴を保存する機能です。これにより、AIは過去のメッセージを参照して、より関連性の高い回答を提供できます。会話が長くなりすぎると、スレッドは自動的に内容を切り詰めて、AIの処理能力内で最適な応答を維持します。
ホームページによると、
「スレッドとメッセージは、アシスタントとユーザーの間の会話セッションを表します。スレッドに保存できるメッセージの数に制限はありません」だそうです。また「メッセージのサイズがモデルのコンテキストウィンドウを超えると、スレッドは収まるできるだけ多くのメッセージを含め、最も古いメッセージをドロップしようとします。」
これにより、今まででは考えられないくらい記憶管理が楽になったといえるでしょう。
Assistant APIは、開発者が自然言語処理機能をアプリケーションやサービスに統合するための強力なツールといえるでしょう。
ユーザーからの指示に応じたアシスタント機能、複数のツールとの同時アクセス、会話履歴を管理するスレッド、さまざまな形式のファイル処理能力など、豊富な機能が増えたことにより、より賢くて使いやすいものになります。今後、ユーザーとAIの関係がより自然で効果的なものに変える可能性を秘めています。
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