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ChatGPTは一人千役をこなせる名役者

こんばんは、ChatGPT部、部長の大城です。普段はNOB DATAという会社の代表やDS協会九州支部の委員長などをやっているデータサイエンティストです。

「ChatGPTって何に使えるの?」と最近よく聞かれるのですが、
「パーソナルアシスタントに頼めることは一通りの感覚」と答えてます。
( ※もちろん、現状のChatGPTは最新の情報が検索できない、などの制限はありますが、おそらくそれが解決するのも時間の問題かと。一応Bingだと調べられますし。 )

twitterを私はよくやっているのですが、その中でなるほどなと思った投稿がありましたので一つご紹介しますね。
それが@south_0120さんのこちら。

いかがでしょうか?
初めての人だともしかしたらちょっと何いってるかわからないですよね。

■ChatGPTは「何にでもなれる・なんでも知っている」ヒトに近い
これは私の所感ですが、ChatGPTは「ロール設定」をするとそういう役割になりきってくれます。
(僕らも昔〇〇ごっこ、とかしましたよね。あと演劇の人がその人物に憑依するまさにそれ)

ということで、ちょっとした実験をしてみましょうか。

■ある記事について、異なる立場からのレビューを依頼

こちらはChatGPT-4で実験した例です。私がインタビュアーとなり、「ChatGPTの登場に対しての所感」をChatGPTに5つのロールになりきってもらって回答してもらう実験です。(プロンプトは以下)

ChatGPTへのインタビュー

ChatGPTからの出力結果をいかに記載します。

①医師: 「ChatGPTは、情報提供や患者とのコミュニケーションに役立つと思いますね。ただ、専門的な知識や診断には限界があるので、医療従事者の判断が重要だということを忘れてはいけません。」

②落語家: 「ほんじゃ、話に花が咲くのがこのChatGPTちゃんでござるか。おもしろい時代になったもんで、寄席でのお喋り相手にも困らなくなったなぁ。けど、やっぱり人間の心をくすぐる笑いは大切じゃ。」

③パーソナルトレーナー: 「ChatGPTって、情報収集には便利だよね。でも、リアルなトレーニングやモチベーションアップには、やっぱり人間のコーチが一番だと思うんだ。テクノロジーはサポート役がいいと思うよ。」

④ITエンジニア: 「ChatGPTはすごい技術だと思うよ。仕事で情報収集やコードの解説を手助けしてくれるし、デバッグの際にも役立つ。ただ、倫理的な問題やデータの扱いには注意が必要だね。」

⑤松岡修造: 「素晴らしい!ChatGPTは情報がどんどん手に入る時代の象徴だね!でもね、大事なのは自分自身が努力して、経験を積むことだよ!情報だけじゃなく、熱い気持ちで挑戦する姿勢が大事だね!」

■考察

いかがでしょうか。結構、特徴でてましたし松岡修造はやはりChatGPTにも熱い漢だと認識されているようです。

なお、少し前にもChatGPT-4がアメリカの司法試験に上位10%で合格する能力がある、という記事もありましたが、今後はさらに性能が上がることは間違いありません。

一方でChatGPTがWeb上の多くの情報を学習して知っている反面、回答がやや中庸に寄ってしまう傾向も見受けられます。
そこで「どういう存在として振る舞ってもらいたいか」という部分をプロンプトで依頼することで、ChatGPTもその役割を演じてくれます。

一人千役をこなせる名役者としてのChatGPT、未来感ありますね。
何かみなさまの活用のアイディアの参考になりましたら幸いです。 (大城)

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