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DS協会九州支部でChatGPTのハンズオンセミナーを開催しました(ChatGPT部, 大城)

こんばんは、ChatGPT部、部長の大城です。金曜の夜、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は本業と並行して、データサイエンティスト協会九州支部の立ち上げ・委員長を務めさせて頂いているのですが、今回福岡でChatGPTのハンズオンセミナーを開催しましたので、簡単にまとめます。

個人的にはさまざまな立場の人が参加されていましたが、初めて使う人も皆さん使い方を聞いて使ってみると「これやばい」というような反応を持たれていた点が印象的でした。


イベント概要と現地の模様

TechPlayで抽選で募集して、20名超集まりました。

タイムスケジュール。私と内保さんの解説を中心に進行しました。
後半は3〜4名で7チーム作ってのワークと、5分間で発表。

ちなみに現地はこういう感じですね。福岡タワーもよく見えます。

今回は福岡ISTさんのセミナールームを利用させて頂きましたが、最大45台までPC接続あり、とハンズオン環境としてはかなり便利だなぁという印象でした。
(今回はブラウザとパワーポイントの利用くらいでしたが、一括で全台へのソフトのインストールやシャットダウン等、できるみたいです。便利。)

大城の導入編の資料

協会の資料は許可がいるので、一旦私の資料だけUPしておきますね。
ChatGPTの使い方もそうですが、「企業で使う場合どのような点に気をつけるべきか」というのを3パターン出しています。セキュリティ面重視して、本格的に使うならAzure一択ですね。

セキュリティに気をつける場合の3パターン(無料、有料、Azure)

ちなみに、Azureは初期設定が大変ですが、チャット形式の開発者用の画面があるので、結構便利です。トークン数の可視化やAPIパラメータの調整も可能。(画面は以下のような感じ)

7チームのワーク:やはりアイディアがみなさん素晴らしい

後半は50分のワークと、30分の発表時間を用意して各チームで好きなお題を立ててChatGPTを触ってもらいました。

なお今回は基本は無料のGPT-3.5ベースですが、1チームだけGPT+を契約していた方がいらっしゃったので、そちらはプラグインも利用、という感じですね。

以下、記憶が薄れるまえに簡単にメモ残しておきます。

チーム1:完成度たかし。もうこれで優勝では(マーケティング)

チーム1はメーカー同士のチーム、ということでコラボ企画のアイディアをChatGPTに聞いていました。

ちなみに普通ならそれだけでも便利、なのですが、こちらのチームはその後「キャッチコピーを考えてもらう」

「ターゲットを考えてもらう」「ターゲット別のキャッチコピーを考えてもらう」

「CMについて考えてもらう」「タレントの誰を起用するのか考えてもらう」

と言った感じで、1つプロモーション企画をたった50分で練り上げていたのが驚愕でした。

本人達も50%くらいの仕事は多分出来た、というコメントをされていましたので、マーケティング業務の一連のフローに組み込んでみるのは面白そうだなと感じました。

チーム2:営業について相談してみる

チーム2は私も入っていましたが、営業担当の方がいるチームでしたので「顧客への営業アプローチ」「五人チームの営業マネージャだった場合の部下の育成」についての質問をしていました。

利用されていた方からは「ふわっとした質問を投げるとありきたりなことしか帰ってこないが、バイネームでどこまで企業名を入れたら良いか悩む」とのことでしたので、確かにそういうのは他の人がいる場所だと相談しにくいだろうなと思いました。

また今回はGPT-3.5ベースでのワークをしましたが、別の九州支部委員が参考まで自身で契約していたGPT-4で比較してみると、「ChatGPT-4の方が端的にアドバイスがまとまっていてやや良い印象」というコメントをされてました。
(ただ、いずれにせよ課題を具体的に伝えるのが一番大事だろうなという書簡を得ました)

チーム3:スマート農業について聞いてみる


こちらは結構最後まで共通テーマに悩まれていたチームですが、「スマート農業」のテーマで色々と壁打ちをされていました。

ちなみにスマート農業だと土壌の成分やあとAIによるトマトの生育状況判断などをする必要があるとのことで、その際に土壌に関する専門知識や画像処理に関する専門知識が必要になるのですが、そのままだと用語が難しいため、ChatGPTに「初心者でも簡単にわかるように」という形で理解を深められていたのが印象的でした。

またノンプログラマーの方でしたので、オープニングでの私のデモでChatGPTがPythonのコードも出力できる、というのは「プログラミング関係の技術にトライするハードルがかなり下がったような印象がある」とのコメントもされていました。

チーム4:趣味のカメラについて

チーム4は思いっきり趣味の話に振ろう、ということでカメラでの撮影についてChatGPTに質問していました。技術力を向上させるための7つの要素、のようなものを聞かれていましたが、その中の「他人からの批判を受け止める力」というのは個人的にも盲点でした。写真撮影も上達するにはどんどん恐れず作品出していかないとダメんだなろうなというのが感想です。

チーム5:まさかのChatGPT-4のプラグインでJANコード解析

こちらも普通にすごい、と思いましたがJANコードから商品を検索し、その商品の売上をあげるためにはどのようなマーケティングをすれば良いか、と言った部分の壁打ちをCahtGPT-4と実施されていました。
(Web検索のプラグインはWebPilotを利用)

JANコードをキーにしてWeb検索をする、というのは目から鱗でした。

チーム6:人事に関する質問

こちらは人事関係、面接関係での質問などをCahtGPTにされていました。
特に求職者の立場から見た際に、合格になる面接のロールプレイと
お見送りになる場合の面接の内容をそれぞれ参考にする、などは面白い
アイディアだなと思いました。

後この時は私がむかし実験的に試してみた「自分の経歴書を異なる2つの役割で採点してもらう」なども便利ですよとお伝えしました。

むかし別のセミナーで実施したこの辺の話ですね。(私の経歴をinputしてChatGPTにスコアリングさせると、ITでのDXは29/30点、制度変更でのDXは22/30点、後者が低い理由の一つとしては人事制度改革の経験が不明、といった形)

7チーム目は・・なんだったか・・

7チーム目、忘れてるかもですしもしかしたら6チームだった可能性もありますので一旦割愛します。(もし思い出しましたらまた追記しますね)

全体的な所感:非プログラマー、非データサイエンティストでも盛り上がるのがいい

みなさん、やはりいろいろなアイディアを出されるのはお得意なんだろうなという印象をうけました。またこれまではコンピュータやデータとの対話は主にITエンジニアやデータサイエンティストが担ってきましたが、ChatGPTによりそれ以外のプログラミングはほとんど未経験の職種の方も同じように大規模言語モデルを使える、というのは不思議な感覚でしたし、今後いろいろな化学反応が起きるのでは、と期待しております。

また有志によるその後の懇親会もとても楽しかったので、またいつかvol2を実施してみたいですね。

それでは皆さんもどうぞ良いChatGPTライフを・・! (大城)









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