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ChatGPTのプロンプトをうまく書くコツ

こんにちは!ChatGPT部のゆーとです。
ChatGPTに指示を出しても期待した回答が得られないことがありますか?
今回はそんな悩みを解決するために、ChatGPTのプロンプトのコツをChatGPT4で記事にしてみました。


1. はじめに


そもそもプロンプトとはなんぞや?となっている方もいると思うのでプロンプトについて軽く説明します。
プロンプトとはChatGPTに質問や指示をするために送る文章のことを指します。
ピンとこない方もいると思うので画像を載せておきます。

2. プロンプトをうまく書く4つのコツ

大きく分けてコツは4つあります

2.1 質問を具体的にする。

ChatGPTに対する質問の具体性は、求める回答の質を大きく左右します。
ここでは質問をより具体的にすることの重要性とその方法を解説します。

例えばあなたが数学で分数の足し算が分からないとします。
みなさんはどのように質問しますか?

例えば、数学で分数の足し算が分からないとしましょう。
一般的な質問をすると”数学の勉強方法を教えてください”という形になると思います。

具体的でないプロンプトに対する一般的なChatGPTの回答

しかしこのプロンプトでは、どの数学の分野や具体的なトピックについて助けを求めているのかが明確ではありません。
結果としてChatGPTからは分数の足し算に特化した助言を得ることは難しくなります。

一方で”分数の足し算をする方法と、3/4 + 2/3の計算例を教えてください”
と質問をすることで

具体的なプロンプトに基づくChatGPTの詳細な解説

ChatGPTはない具体的な数学の問題(分数の足し算)に対する明確な答えを出せます。
この質問では解いてほしい具体的な数値(3/4と2/3)が指定されているためChatGPTが具体的な解法を出すことが出来ています。

このようにChatGPTに対して具体的な質問をすることで、目的に合った明確な回答を得ることができます。
具体的に質問をするときは何について知りたいのか、どのような問題に直面しているのかを明確にしましょう。

2.2 役割を指定する

ChatGPTに特定の役割を与えることでより精度の高い回答が得られます。
このセクションでは役割を効果的に指定する方法を解説します。

良い例

このプロンプトではChatGPTに「一流のライター」という具体的な役割を与えることで、専門的な回答を得ることが出来ています。

悪い例

このプロンプトではChatGPTに特定の役割を与えていないため、回答は一般的な情報に留まる可能性があります。役割を指定することで、専門的な視点からの解説を得ることができます。

良い例ではタイトルの文字を大きくして注目を集め、誰でも理解できるようにシンプルな言葉を使用しているのに対し、悪い例ではタイトルの文字サイズが小さいうえに「クリエイティブ」や「エピック」といった理解しにくい言葉が使われいるため内容の理解が難しいです。
以上のことからChatGPTに質問をする際は役割を与えましょう。

2.3 文字数の指定

ChatGPTへの質問や指示において文字数を指定することで回答の長さをコントロールし、必要な情報を自分の知りたい範囲で得られます。
このセクションではその方法を解説します。
詳しく知りたい場合は文字数を多く、簡潔に知りたい場合は文字数を少なめにしましょう。
例えば「本能寺の変」について簡潔に知りたいとしましょう。

文字数未指定のプロンプト 本能寺の変について教えてください。

ChatGPTが本能寺の変について詳細な背景情報、原因、結果についてなど長い回答が返ってきます。

文字数指定のプロンプト 本能寺の変について100文字以内で要約してください

こちらの画像は100文字以内で本能寺の変についてのChatGPTの簡潔な回答です。
しっかり大事なポイントを押さえていて素晴らしいですね。

文字数の指定により、必要な情報を適切な長さで受け取ることが可能です。
簡潔な回答を求める際には文字数を限定することで要点を得ることができます。
逆に具体的にな説明が必要な場合には多くの文字数を設定しましょう。

2.4 ChatGPT4を使う

ここではChatGPT3.5とChatGPT4の比較やChatGPT4の改善点を解説していきます。

ChatGPT4の改善点:
ChatGPT4の最大の改善点はその理解力の深さと、質問への回答の精度です。
下記の画像にもある通りChatGPT4は模擬司法試験で上位10%のスコアをだすのに対し、ChatGPT3.5では下位10%のスコアと圧倒的な差があります。

ChatGPT4と3.5の比較

表だけではピンとこないと思うので実際にどのような違いがあるのか試してみました。
下記の画像はChatGPT4と3.5に数学の問題を解かせたものです。

ChatGPT4の回答

ChatGPT3.5の回答

ChatGPT4は答えを出すのに最小公倍数が必要だと回答しているのに対し、ChatGPT3.5はただ計算しただけになってます。
以上のことからChatGPT4を使うことで質問に対する理解と回答の精度が格段に向上することが分かったと思います。
だだ、ChatGPT4は料金が発生するためお金に余裕のある方は検討してみてください

3まとめ
この記事で紹介したプロンプトのコツを活用することで、ChatGPTの真の力を引き出すことが可能です。重要なのは、ChatGPTは使い方によってその性能が大きく変わるということです。適切なプロンプトの書き方をマスターすることで、あなたの質問や指示に対して、より正確で有益な回答を得ることが可能になります。つまり、ChatGPTの可能性を最大限に活用するためには、私たちユーザー自身が賢く質問する方法を学ぶ必要があるのかもしれませんね。

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