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ChatGPTとハチクマ

愛すべき鷹、ハチクマ

こんにちは、AI素人のfunaaです。とりあえずChat GPTを使ってみています。何の参考にもならない記事ですが、お時間のある方と鷹が好きな方はぜひ読んで下さいね。

「ハチクマ」という動物を知っていますか?
蜂?熊?いいえ、鷹です。

 ハチクマはトビより少し小さく体長60cm程度で、可愛い顔をした鷹ですが、蜂をパクパク食べます。スズメバチに刺されても平気で、パクパク食べます。巣に体当たりしたり、つつき回したりしてパクパク。
 なんとも頼もしい鷹です。人類をスズメバチから救う鷹、ハチクマ!

 そんな「ハチクマ」は渡り鳥で、日本では夏鳥です。秋になると各地で繁殖を終えたハチクマ達が九州北部へ集まり、ここ福岡から長崎の五島列島へ、その後さらに海を渡り大陸へと飛び立っていきます。

 ここ数年、paypayドーム内の若鷹たちは、シーズン終盤で撃墜されがちですが(大体は関西の水牛の猛襲)、球場をバックに飛び回るハチクマ達は比較的に安定しており、我々福岡市民にとっても非常に有難い鷹なのです。

こんな有難い鷹のことならば、ChatGPTも知っているはず。
いざ、語り合おうではありませんか!

ChatGPT「ハチクマはホッキョクグマです」

ハチクマを知っていますか?-polar bearです。

私:「ハチクマを知っていますか?」
ChatGPT:「はい、ハチクマは北極や亜北極の地域に生息する哺乳動物で、食肉目(肉食目)に属する動物です。英語では "polar bear" と呼ばれます。ハチクマは大型のクマであり、白い毛皮を持ち、泳ぐことができる強力な水生哺乳動物として知られています。(以下略)

え、ちょっと・・クマじゃないクマー!

ホッキョクグマ

では、もっと聞いてみましょう。
Please tell me about 'polar bear'. (polar bearについて教えてください)

polar bearについて教えてください。

がっつりホッキョクグマについて教えてくださるChatGPT。

ChatGPT 「ハチクマはホッキョクグマ」

私:「日本語では何と言いますか?」
ChatGPT:「polar bearは日本語ではホッキョクグマと翻訳されます」
私:「じゃあハチクマは?」
ChatGPT: 「ハチクマは、日本語で北極熊を指します。」
私:「ホッキョクグマを英語で言うと何と言いますか」
ChatGPT: 「ホッキョクグマはpolar bearです。polar bear が対応する言葉です。」
私:「ハチクマは」
ChatGPT: 「ハチクマは、日本語で『ホッキョクグマ』と言います」

鷹の敵は水牛でも獅子でも、鷲でもbig bossでもなかったようです。
ChatGPTの世界では、ホッキョクグマが幅を利かせています。

ハチクマは鷹ですと教えてみる

ホッキョクグマから抜け出せないChatGPTに、ハチクマは鷹だと教えてあげてみました。
よし、では改めて聞いてみましょうか。
「ハチクマを知っていますか?」

ChatGPT「ハチクマは神楽の一種・・熊ではありません。ホッキョクグマです」

ChatGPT「ハチクマは神楽、熊ではないが、ホッキョクグマです。」

いったんは「日本の伝統的な神楽の一種です」と答え、「本当にそうですか」と聞いてみると「間違ってました」とのこと。

私:「ハチクマは熊ですか」
ChatGPT:「いいえ、熊ではありません。ホッキョクグマです。」

またしても立ちはだかるホッキョクグマ!

ChatGPT「架空の鳥です」

 ハチクマは鳥で、polar bearはホッキョクグマで熊だと教えてあげました。鳥ということがわかればハチクマについての情報がでてくるかと思ったのですが・・「架空の鳥です」とのこと。

ハチクマについて知らないChat GPT

学名で聞いてみよう!

こういうときは学名です!学名を示して情報を引き出せるでしょうか。

学名を以てしてもダメだった

 学名を以てしても、ハチクマの情報は誤りが多かったです。ハチクマの目玉は出ていません。独特な姿勢って何でしょうか。この他にも、日本では冬鳥、(正しくは夏鳥)日本では繁殖しない等の誤った情報ばかりでした。
 なおこの後、日本でも見られることや、秋には大群をなし、大陸へと渡ることも教えてあげました。

Do you know Oriental honey-buzzard?

ハチクマは英語で「Oriental honey-buzzard」とのこと。英語で聞いてみます。(注:Crested Honey-buzzardともいいます)

日本語より正確です

私:「Oriental honey-buzzardを知っていますか」
ChatGPT:「はい、Oriental honey-buzzard (Pernis ptilorhynchus) は、オオノスリ科に属する猛禽類です。 Crested Honey-buzzardまたはthe Japanese Honey-buzzardとしても知られています。 日本を含むアジア各地に生息し、特徴的な外見と食性で知られています。 Oriental honey-buzzardは、主に社会的なミツバチやハチの幼虫を食べることが知られているため、その名前は「honey-buzzard」です。 北アジアで繁殖し、非繁殖期には温暖な地域に移動する渡り鳥です。 Oriental honey-buzzardは、独特の繁殖行動で知られています。背の高い木に巣を作り、巣にいる社会性昆虫の幼虫やさなぎを食べることがよくあります。」(google翻訳を編集)

私:「日本で見ることはできますか」
ChatGPT:「はい、日本ではOriental honey-buzzardが見られます。 夏の間、北海道や本州などの北日本で繁殖することが知られています。 また、繁殖地への往復の移動中に、日本の他の地域を移動することも知られています。 福岡など一部の地域では、先ほどお話したように、ミツバチが秋の渡りの時期に大量に集まり、越冬地に向かう途中で印象的な群れを作ることがあります。 ただし、野鳥の観察は季節的なものであり、気象条件や生息地の利用可能性などのさまざまな要因に依存する可能性があることに注意してください。そのため、特定の地域での野鳥観察については、地元の野鳥観察リソースを確認し、地元の専門家に相談して最新の正確な情報を入手することをお勧めします。」(google翻訳を編集)

なんと、渡りの時期の大群についても知っています。教えてあげた甲斐があったのかもしれません。

今までの苦労は何だったのか。英語の場合は、ホッキョクグマの妨害もなく、神楽の音も響いてきません。ハチクマの目玉は出ていないが、私の目玉は飛び出そうです。

ChatGPTは新しい黒船なのでは・・


 「ハチクマ」という日本語を英語脳のChatGPTに理解してもらうのは非常に困難なようです。日本語で一生懸命説明してChatGPTを育てるのは、なかなか骨が折れそうです。相手は英語脳。日本語で話しかけられても、それを英語に翻訳してから考えています。もしかして、この先・・日本に住んでいても日本語で押し通せない世界がやってくる・・?

 ChatGPTは「すごい発明!」とAIに明るい人は口々に仰います。しかし、技術者でもない素人にとっては、「新しい黒船」以外の何者でもなさそう。

 え、嫌だ、怖い。日本政府はすでに黒船と交渉しており、打ち払わない方向でいくそうですし。

 ハチクマに教えられ、久しぶりに英語の参考書を開きました。

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