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暑い!ってことで日本のエアコン台数をChatGPTでフェルミ推定してみた!

どうも、ふくもっしーです。
皆さん、いかがお過ごしですか?
連日暑いですね。
ふくもっしーはどこにも行くことなく、エアコンの付いた部屋にずっと閉じこもっています。
海に行って開放的な気分になりたいのですが、ふくもっしー以上にインドアな息子さんが付き合ってくれないので、エアコンと過ごす毎日です。

さて、連日の猛暑の要因にヒートアイランド現象があると思うわけなんです。
では、そのヒートアイランドを構成するエアコンは日本にそもそも何台あるんだろうという疑問を、エアコンの効いた部屋でChatGPTを使って調べてみたので共有します。


あなたの予想は?

まず、日本にエアコンは何台あると思いますか?
また、今回のお題に対し、どのようなアプローチで台数を導きますか?
ちょっと考えてみてください。

(はい、どうぞ!)



(じゃ、はじめましょう。)

まずは乱暴に質問

暑いね。
日本国内のエアコン台数を推定したい。
フェルミ推定で導きたいので、付き合って。

https://chatgpt.com/share/7cc6c387-b399-4683-adcd-574083bf88b1

コンサルティング会社の面接で出そうですね(ふくもっしーは面接官気分でChatGPTに接します)。

次の通り返ってきました。

フェルミ推定を使って日本国内のエアコン台数を推定してみましょう。
以下のステップに従って推定を進めます。
日本の世帯数を推定
日本の人口は約1億2600万人です。平均世帯人数を2.5人と仮定すると、世帯数は約5000万世帯となります。
エアコン普及率を推定
エアコンの普及率を約90%と仮定します。この普及率は、日本のほとんどの家庭がエアコンを持っていると考えられることから推定しています。
家庭ごとのエアコン台数を推定
一般的に1世帯に1〜2台のエアコンがあると考えますが、都市部の小さなアパートメントと田舎の大きな家の違いを考慮して、平均1.5台と仮定します。
総エアコン台数を計算
総世帯数(5000万世帯)に普及率(90%)と1世帯あたりのエアコン台数(1.5台)を掛け合わせることで、総エアコン台数を推定します。
5000万×0.9×1.5=6750万台
したがって、日本国内のエアコン台数は約6750万台と推定できます。

https://chatgpt.com/share/7cc6c387-b399-4683-adcd-574083bf88b1

どうですか?人口や世帯数、エアコン普及率などは、個別に調べたのですが軒並み数字としては外れていないです。

プロンプトを書いてから答えが返ってくるまでほんの数秒。
コンサルティング会社の面接に望む人ではとても敵わないスピードです。
ここまでは、さすがChatGPT!と言いたくなる出来栄え。

けれども、面接で「はい、これが答えです!」と言ったら次の選考に進めないか、面接官を務めるシニアマネージャーに「ほかにエアコン使っているところがないですか?」と助け舟を出されることでしょう。

そうです、エアコンはなにも家庭だけで利用されているわけではないのです。

ではどこで利用されているか?

エアコンは色々なところに設置されている

家庭以外にどこに設置されているか、ChatGPTにきいてみました。

ありがとう。
エアコンは家庭以外でも設置されてると思うけど、他にどこにあると思う?

https://chatgpt.com/share/7cc6c387-b399-4683-adcd-574083bf88b1

すると、家庭以外に設置されていると思われる場所を7つ挙げてくれました。

エアコンは家庭以外にも様々な場所で設置されています。以下に一般的な設置場所を挙げます。
オフィスビル
ビジネスの場では快適な環境が必要なため、エアコンが多くのオフィスビルで使用されています。
商業施設
ショッピングモールやスーパーマーケットでは、顧客の快適さを確保するためにエアコンが必須です。
学校や大学
教育機関でもエアコンが設置され、学習環境の向上に役立っています。
病院
清潔で快適な環境を維持するため、病院内の多くのエリアにエアコンが設置されています。
レストランやカフェ
顧客の快適さを考慮して、多くの飲食店でエアコンが利用されています。
公共交通機関
バス、電車、飛行機などでは、乗客の快適な移動をサポートするためにエアコンが装備されています。
工場や倉庫
特に製品の品質管理や従業員の安全・快適性を考慮した環境制御のために利用されています。

https://chatgpt.com/share/7cc6c387-b399-4683-adcd-574083bf88b1

挙げてくれた場所、概ね違和感ないのではないでしょうか?
例えば公共交通機関であれば駅や空港も含んでもらいたい、乗用車など車両も対象としてもらいたいなど細かいリクエストはあるものの、大体挙げてもらったような場所でよいと思います(抜けていると値に大きな影響を及ぼしそうな施設はないと判断しました)。

施設別エアコンの設置台数をフェルミ推定

挙げてくれた施設ジャンルは、上記の通りOKとしましょう。

そして次に行うのが、施設ジャンル毎のエアコン台数を推計。

ありがとう。
そうだね。
挙げてくれたような施設などにエアコンに設置されているね。
それぞれの施設に設置されているエアコンの台数をフェルミ推定で推計して。

https://chatgpt.com/share/7cc6c387-b399-4683-adcd-574083bf88b1

すらすらと推計値が算出されていきます。

以下に、各施設でのエアコンの台数をフェルミ推定で推計します。
オフィスビル
推定ビル数: 100,000棟
平均フロア数: 10階
各フロアのエアコン数: 10台
総台数: 100,000棟 × 10階 × 10台 = 10,000,000台
商業施設(ショッピングモールやスーパーマーケット)
推定施設数: 20,000施設
各施設のエアコン数: 50台
総台数: 20,000施設 × 50台 = 1,000,000台
学校や大学
推定学校数: 50,000校
各校のエアコン数: 30台
総台数: 50,000校 × 30台 = 1,500,000台
病院
推定病院数: 10,000施設
各病院のエアコン数: 100台
総台数: 10,000施設 × 100台 = 1,000,000台
レストランやカフェ
推定店舗数: 200,000店舗
各店舗のエアコン数: 2台
総台数: 200,000店舗 × 2台 = 400,000台
公共交通機関(バス、電車、飛行機)
バス: 50,000台 × 1台 = 50,000台
電車: 10,000編成 × 5車両 × 1台 = 50,000台
飛行機: 1,000機 × 10台 = 10,000台
総台数: 50,000台(バス) + 50,000台(電車) + 10,000台(飛行機) = 110,000台
工場や倉庫
推定数: 30,000施設
各施設のエアコン数: 20台
総台数: 30,000施設 × 20台 = 600,000台


以上を合計すると、合計で約 14,610,000台 のエアコンがこれらの施設に設置されていると推定できます。

https://chatgpt.com/share/7cc6c387-b399-4683-adcd-574083bf88b1

細かく見ると、多少の前提値が異なるかもしれませんが、フェルミ推定はおおよそのサイズ感を出すことが目的なので、よっぽどの乖離がない限りは無視します(乖離がないものとの前提で先に進めます)。

上記の推計だと、家庭以外が14,610,000台とのこと。
これを冒頭に出した家庭向けの6750万台と足します。

すると、82,110,000台(8,000万台強)のエアコンが日本で稼働しているという調査結果が導かれました。

想像より多かったですか?少なかったですか?

まとめ

ChatGPTを使って、簡単なフェルミ推定をやってみました。
ChatGPTを使うと業務が随分と楽になると言われていますが、今回の推計のようにChatGPTはエアコンの台数を家庭向けだけで算出してしまうなど、まだまだ人間のチェックは必要ということがわかりました。

だからといって、「ChatGPTは信頼に値しない!」と言いたいわけではありません。
事実、各値の算出スピードは眼を見張るものです。
コンサルティング会社の面接であれば、面接官とのやり取りを通じて最終的な答えにたどり着くまで5分かかるかもしれません。
それがたったの数10秒程度。
このスピードを生かさない手はないと思います。

ChatGPTを最高のパートナーとして活用できるかそうでないか、改めて認識させられる調査でした。

おまけ

おまけ1

フェルミ推定は色々なアプローチがあります。
今回は施設数から導いていますが、例えばメーカーの生産台数から導くこともできます。
一般社団法人日本冷凍空調工業会を見ると、家庭用、業務用エアコンの出荷台数が発表されています。
これらの台数に対し耐用年数などを掛けて行くと、国内で稼働しているエアコン台数が導けます。

フェルミ推定については、ぜひ色々な角度から取り組んでみてくださいね。
頭の体操になるので面白いですよ。

おまけ2

冒頭で、調査の背景として下記のような記述をしています。

さて、連日の猛暑の要因にヒートアイランド現象があると思うわけなんです。
では、そのヒートアイランドを構成するエアコンは日本にそもそも何台あるんだろうという疑問を、エアコンの効いた部屋でChatGPTを使って調べてみたので共有します。

「ヒートアイランド」については国土交通省気象庁に説明があります。
詳細は気象庁発表情報を見ていただくとして、簡単に結果を紹介すると、都市化と温度上昇の間には関係が成立していると判断することができます。

図 全国81地点における気温(平均気温、日最高気温、日最低気温)の年平均変化率と都市化率の相関図
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/himr_faq/04/qa.html

ふくもっしーを含む都市に住む人たちが、エアコンを使うことを少しでも控えると、ヒートアイランド現象の解消=>気温下落という好循環が生まれるのですが、なかなか難しい課題です。

おまけ3

これは宣伝です。
先日、勢いでひとり社長がChatGPTを活用して業務効率を高めるためのアイデアを紹介するだけのinstagram/YouTubeを立ち上げました。
コンテンツを作ってみただけで、まだ認知拡大のテコ入れが全くできていないですが、良かったら見てみてください(フォロー、チャンネル登録大歓迎)。
ひとり社長じゃなくても、多分役に立つはず。


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