初スマについて(前編)

こんにちは。はじめましての方ははじめまして。
ちゃたかと申します。スマブラSPでリンクを使っている者です。

今回はタイトルの通り「初スマ」というスマブラのオフ大会について、私なりに色々思ったことがあり筆を取らせていただきました。

え、わざわざNoteのアカウントまで作って、なんかとんでもない文句とか出てくるの!?

と思われた方、初めに言っておくと私は文句を言いたくてこの記事を書いているわけではありません。そのうえでどう解釈されるかは置いておいて、とりあえずそのことは伝えておきます。

■初スマってなに?

話を始める前に、前提として初スマが一体なんなのかを簡単に説明しておきます。
端的に言うと「オフラインで開催される、スマブラSPの初心者向け大会」です。
部門が「VIP未満」「VIP前後」と分かれていて、それぞれ明確な出場条件が定められています。
各部門、月に一回開催され、優勝または準優勝したプレイヤーは「初スマ卒業」とし、以降の初スマには出場できない、といった制度があります。


■私と初スマの出会い

こんな記事を書くくらいなので当然私も何度か初スマに出場させていただいてるんですが、そもそもオフ大会に出るようになった経緯を話しておきます。

私がスマブラSPを購入したのは2020年11月頃でした。当時ゲームはスマホのソシャゲをたまにやるかな〜くらいでSwitch自体持っていなかったのですが、大学の後輩にスマブラをすすめられてちょっと面白そうだったのでSwitch一式とスマブラのソフトを購入しました。

購入してから3ヶ月くらいは週1程度友達と専用部屋で遊んでいて、それから「いつかはリンクでVIPに入れたらいいな〜」くらいの気持ちでオンラインマッチに潜るようになりました。
当時の私は「考えながらゲームをする」という習慣も、熱意もそこまでなかったので、5月(購入から半年)くらいまでは基礎的なコンボも安定せず逆VIPをさまよっていました。

そんな頃例の後輩から「スマブラのオフイベントに行かないか」と誘われ、こんな下手くそがガチっぽいイベントに行って大丈夫か!?とビクビクしながら、それでもちょっと興味があったので参加してみることにしました。

初めてのオフはVIP未満向けのイベント(しのスマlight)で、私は多分会場でその日ダントツで弱かったんですが、アドバイス枠の人たちが丁寧に教えてくれてすごく楽しかったのを覚えています。

なにより上達を感じたので、それから月1.2回くらいの頻度でしのスマlightに通うようになりました。なんとなく知り合いが増えていったことと、頻繁に練習するようになったことで段々オンラインで勝てるようになり、初オフから2ヶ月経つ頃には世界戦闘力が500万くらいになっていました。

私が初スマの存在を知ったのは大体その頃でした。Twitterに流れてきた大会の告知で、「VIP未満の人しか出られない大会」とのことだったので、その時初めて「私も大会で自分の実力を試してみたい!」と言う気持ちになったのを覚えています。

出場を決めてから、多分そんなに勝てないんじゃないかなとなんとなく思いつつ(しのスマlightでもフリーで一日何回か勝てるかなくらいだったので)、それでも周りの人たちに「良い経験になるから出た方が良い」「今の実力ならちゃんと勝負できる」と背中を押してもらい、出場を決めました。元々の性格がめちゃくちゃ負けず嫌いだったので、出場を決めてからは友達とも遊ばず趣味のバドミントンにも行かずオフに通い、会社から帰ってきたら毎日トレモとオンラインを狂ったようにしていました。世界戦闘力はその頃たしか750万くらいだったと思います。

そして大会当日、結果は予選リーグで一勝もできず惨敗でした。

あんまり勝てないんじゃないかな、、とは思いつつ、あわよくば予選を抜けたいと思っていたので、もう悔しいやら情けないやらで家に帰っていい歳して大号泣しました。親が一緒に住んでいたら男にとんでもない振られ方でもしたんじゃないかと心配されていたと思います。
泣きながらいてもたってもいられずトレモで爆弾復帰の練習をし、睡眠時間を削って練習したことを思い出すとあまりにも辛く、「もう2度とこんな思いをしたくない!!」と強く強く思いました。


■2回目の初スマVIP未満杯

それからは本当に初スマで勝つことだけを考えて、狂ったようにオフに通いまくりました。2先に慣れるために2先の総当たりができるオフに行っては全敗して本当に消えたくなったりしていましたが、「これだけ強い人たちと勝負した経験は絶対当日アドバンテージになる」と思って何回負けても通い続けました。多分あの頃の私は人を殺すような顔でスマブラをしていたし、殺戮兵器として生み出された少女に命令する司令官のごとく「リンク、、殺れ」と思いながらガーキャン上Bをパナしていました。

初出場の次の月はコロナで大会が中止だったので、次の出場は2ヶ月後、10月のVIP未満杯でした。
あまりにも不安だったので、金曜夜反町の対戦会→深夜ペンスマ→3時にカプセルホテルで就寝→土曜宅オフ というキ○ガイムーブをパナして当日を迎えました。

結果は予選2位通過、全体5位(リザルト入り)でした。

正直本戦で負けた時はとても悔しかったですが、どのオフに行っても負け続けていた私にとって、この経験がスマブラで自分が本気でやってきたことが初めて形になった瞬間でした。もちろん運や、なにより周りの人の協力のおかげがありましたが、リザルト画像に自キャラが写っているのを見てちょっとした達成感があり、頑張って良かったと感じました。

結果が良くても悪くても未満杯に出るのはこれで最後にしようと思っていたので、この後二週間ほどで意地でリンクをVIPにねじ込み、未満杯を卒業しました。
この頃にはもうオフスマブラの楽しさに完全に目覚めていたので、オンラインデビュー当時目標にしていたVIP入りを果たした後も「次はVIP前後杯で結果を残したい!」と新しい目標に自然にシフトしていきました。

(後編に続く)


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