見出し画像

《望月聖/064C》の話

ようこそはるばるキャッスルへ。キャッスルを守っているのは《星輝子/009C》だから帰ってもらうけれど、その間にMake Your Cinderella杯を支配したある一つのカードのポテンシャルについて話でもしよう。

そのカードは《望月聖/064C》だ。

望月聖だ

彼女のポテンシャル。それは13歳にして82-59-86という小日向美穂17歳と同じ3サイズを既に備えているとか、そう、それも大事なことなんだけど、今回はMBFTCGの話だ。

はくあい

聖はバトルエリアに出ないタイプのアイドルだ。手札から現れて、レストとバクメンをぐるぐるし、時たま手札に戻ってくる。だから、能力の「はくあい」について話をしよう。

「はくあい」[このアイドルが表になったとき] ターンプレイヤーから順番に、各プレイヤーはレストエリアのカードを2枚まで選ぶ。その後、選んだカードを好きな順番でバックメンバーエリアの一番後ろに裏向きで置く。

この能力は普通に使うと損をする。自分だけエンチャント権かアイドルを表にする権利を消費して互いにレスト-2・バックメンバー+2。なのになぜ圧倒的な使用率を誇るのだろう?それはこのこのカードが4つの利点を持っているからだ。それをあげていこう。

その愛は争いを止める

まずは《脇山珠美/049R》や《神崎蘭子/021CR》に対抗する力だ。レストエリアを使うデッキに対して《望月聖/064C》は強烈に刺さる。珠美で《依田芳乃/055CR》を「きりはらい」?どうぞどうぞ。蘭子で「こもりうた」発動中の《佐城雪美/029C》を「しょうめつ」?どうぞどうぞ。じゃあエンチャント聖で芳乃と雪美を戻して、芳乃を表にするよ。《氏家むつみ/050C》で前進して発揮値9で攻撃だ。

こういう風に、レスト送りにしてこようとする相手の動きを否定することが出来る。その過程で相手は勝手にシンデレラポイントを溜めていってくれるんだから御の字だ。

その愛は廻り続ける

《望月聖/064C》はコモンだ。これはMBFTCGにおいて一定の意味がある。

ミニ構築戦 
・レアリティによって同一番号のカードをデッキに入れることが出来る枚数に制限があります。
・CR、R、PR、AR 1枚まで
・C 2枚まで

つまり、ミニ構築において《望月聖/064C》は2枚デッキに入れることが出来る。ハンドと、バックメンバーに。

さて、ここで自分の《脇山珠美/049R》を表にして「きりはらい」を使ってみよう。コストは既に表になった聖だ。対象はそちらの珠美。で、俺は手札からもう1枚の聖をエンチャントして、レストエリアから聖を裏向きで戻す。そう、聖は聖で再利用できるんだ。この事が《望月聖/064C》を否定することを困難にしている。

根本的な聖への対策はバトルか《橘ありす/056CR》でシンデレラ送りにすることなのだが、聖はそうそうバトルエリアに出てこないし、シンデレラポイント1の聖を飛ばすのはあまり美味しくないわけで…とにかく聖はすごい。

その愛は魔法の源になる

《橘ありす/056CR》!このカードが出てきたならば聖との相性についても語る必要があるだろう。ありすは強力なとくぎ「すとろべりーふぃーるど」を持っているが、これは効果にふさわしく重いコストを要求してくる。

「すとろべりーふぃーるど」【自分のバックメンバーエリアから裏向きのアイドル3人をレストエリアに置く】相手の裏向きのアイドル1人を指定し、自分のシンデレラポイントにする。その後、相手はフロントメンバーの補充を行う(このとくぎはエンチャントできない)

2回使えばそれだけで敗北してしまう重いコストだ。しかし「はくあい」はそれを天使の羽のように軽くしてくれる。

1.《橘ありす/056CR》の「すとろべりーふぃーるど」を起動
  コスト《森久保乃々/035CR》《佐城雪美/029C》《佐々木千枝/028C》
2.乃々は「むーりぃ~」でバックメンバーに帰ってくる。
3.聖を表にするかエンチャントし、「はくあい」で雪美と千枝を回収。

「とくぎの起動」「アイドルを表にするorエンチャント」だけで相手のアイドルを1枚シンデレラ送りにできてしまう。おまけに、この過程で相手のレストエリアは増えないわけで、相手ははくあいの恩恵を受けられないこともままあるだろう。これを止めるにはありすか聖をフィールドから退けなければいけないのだが…既に語ったとおり聖はその戦略に対してめっぽう強い。

二人は運営にワイロとかしたのではないか?江戸切子職人はいぶかしんだ。

その愛は戦士に冷たい

これは《望月聖/064C》の利点、というよりは戦闘型とくぎの弱点になるのだけども。戦闘型とくぎはバックメンバーエリアに置いては機能しない。手札か、バトルエリアにいなくてはならない。

つまり、相手が戦闘型とくぎに傾注したデッキであればいくらレストエリアからバックメンバーに復帰しようが関係なくなる。バックメンバーが再び溢れかえってレストに落ちていくだけだ。

こちらは《依田芳乃/055CR》や《二宮飛鳥/022CR》を使い倒し、レストに行ってしまったならば聖で回収し、バックメンバーで能力を改めて振るってもらおう。

と、言うように

《望月聖/064C》は強力なカードだ。その強さの理由を理解していれば使うにしても、使われるにしてもうまくプレイが出来るんじゃないかと思い、この記事を書いた。君のプレイに幸子、じゃなかった、幸がありますように!

ん?キャッスルの輝子にエンチャント?もちろん構わないけど何を…あ、まて、「まもり」は勘弁してくれ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?