バーフバリを見て小学生になろう。

サホーレ!バーフバリ!!

バーフバリを見た。2回。結論から言うと心に小学生男子を飼っている人は全員見るべきだ。

バーフバリは「300」とか「リベリオン」とか「マトリックス」とか「マッドマックス」とかあの辺の「うわぁ~かっこいい~~~」が詰まった映画を全部足した映画だ。2で割ったりとかはしない。

バーフバリはすごい。出だし5分で脳みそからIQが溶け出し偉大なる王を称えるため「バーフバリ!バーフバリ!」と叫ぶことしかできなくなる。

出だしのシーンを文字起こしするとこうなる。

かつてインドで栄えたマヒシュマティ王国。国政を司るシヴァガミは苦行を完遂しようとしていた。そこに暴れ象が突っ込んでくる。しかし、シヴァガミは歩みを止めない。暴れ象の牙がシヴァガミが捉えようかという時、脇にあるカンヌキのかかった扉をぶち破り、神輿を引きずったバーフバリが現れる(意味はわからないがカッコいい)象は神輿に叩きつけられ、崩れ落ちる。バーフバリは神輿に登り、太陽を背に黄色い粉を撒く(脳が理解を諦めるがカッコいい)黄色い粉を浴びた象はバーフバリに傅き、その背に乗ったバーフバリはまばゆいばかりの太陽を浴び、その威光を民衆に示す(王が王たる事に理由は要らないことに気がつく。絵面がカッコいいので全てを許す)

文章の8割位は理解が及ばないと思う。狂人と思われるかもしれない。しかしコレは狂言ではないし過剰ではない。この通りのことが起こる。

バーフバリがアクロバティックに舞いながら一度に3本ずつ矢をつがえて山賊を一網打尽にしても、回転刃殺人戦車を一撃で破壊しながら暴君バーラデーヴァに渾身の槍を放っても、「真の王、王の中の王バーフバリだから」で納得がいく。そして画面が無限にカッコいい。

始まる前は長いだろうな…と思う140分の上映時間が一瞬で通り過ぎるほど隙間なく、小学生男子が好きなカットが極限まで詰め込まれた極上のエンターテイメント、それがバーフバリだ。


見に行く人へ

コレは2だが「父:アマレンドラと息子:マヘンドラ。二人のバーフバリがいて、前半で語られるのは『父アマレンドラの生涯』」という事だけ覚えて見に行けばいい。いや、それも知らなくても別にバーフバリはカッコいいからいい。都内ならまだまだ上映している映画館はあるようなので、このカッコいい映画をせっかくだし大画面・大音響で見よう。


ちなみに見終わった後話していたら「弁慶は☆2だから全身に矢が刺さった位で死ぬけど、バーフバリは真の王だから全然死なないしそのまま蛮族を一網打尽」という酷い飛び火が有りました。

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