ハンドボール枕草子

大河ドラマ「光る君へ」を楽しく見てる。
というか毎回大河ドラマと朝ドラは楽しく欠かさず見ていて、なんていうか大人になったと思う。
 「光る君へ」は紫式部についての大河ドラマで私も訳された源氏物語を読んだことがあるのだけど、個人的には清少納言の感性が好きである。

枕草子の一番有名な部分、「春はあけぼの…」から始まる文章はすごく好きで、今の季節の真っ暗な寒い朝に洗濯物を干しながら思い出す。今は冬なのか春なのか思うところはあるけど。

 昨日ふと思いついた枕草子風文章ハンドボール編を書いておこうと思う。
本家には到底及ばないけど、ちょっとしたお遊びと思って頂ければ。




「ハンドボールいとをかし」(本文ではいとをかしとは大変趣深いという意味で使っています。)

 ハンドボールはキーパーが重要である。
駆け引きをしてシュートを止めるのは言うまでもないが、相手のワンマン速攻を止める姿いとをかし。
派手なパフォーマンスをするキーパーはもとより、表情を崩さないキーパーの横顔もまたをかし。

ハンドボールはポストが重要である。
相手のポストと位置取りを競う姿はもちろんのこと、針に糸を通すようなパスを受け取り相手ディフェンスを振り切り確実にシュートを決めたる様いとをかし。
その眼光の鋭さもまたをかし。

ハンドボールはセンターが重要である。
ゲームメイクをする為に味方に指示を出したる手の動きたる様、いとをかし。
ゲームの責任を受け持つ覚悟、凄まじき哉。

ハンドボールはシュートが重要である。
フェイントで相手をかわし、ゴールに走り込む様いとをかし。
シュートがキーパーの真正面に入りたるは、わろし。
最後まで集中し、厳しいコースでシューターが勝負を仕掛ける様いとをかし。

ハンドボールはチームワークが重要である。
勝ちたる時も負けたる時も喜びと悔しさをチームで共有する姿いとをかし。
人間同士ゆえ、これ存外難しいことゆえ、そういうチームであることは素晴らしく貴重なこと也。

(おしまい)

高校時代古典で18点取った私のなんちゃって枕草子風文章でした。

皆様のハンドボール「いとをかし」は何ですか?
私の一番の「いとをかし」はわが子のシュート後の雄叫びとガッツポーズです。

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