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ペンコちゃんと私

私は表現したがりだが、アナログで生きている人間だと思う。
そして機械や数字に弱いので、写真を撮るのは得意じゃない。

私が住む(?)ハンドボール界隈には、すばらしいカメラマンさんたちがいる。
その人達のすばらしい作品を見て、感激してそれでいいと思っていた。

しかし私は、ハンドボール界隈の皆さんがお持ちの良きカメラには足元にも及ばないが、マイカメラを持っている。
名前はペンコちゃん。正式名称がオリンパスのe-pl1。

写真が趣味の妹が、新しいカメラ(確かαというカメラ)を買うので私にくれた10年以上前に発売された棚ぼたカメラである。
古いカメラだが、なんとなく愛嬌があるカメラだ。
学校行事を撮る為に望遠レンズだけ買い足した。

学校行事で、ペンコは活躍した。
しかし私は鈍臭いので気にいる写真が少なかったが、子ども達の成長を記録してくれたペンコ。

しかしコロナが流行り、出かけることが減り、ペンコの出番は激減した。

10年以上の前のカメラよりスマホの方が機能が良いんじゃないかと思ってスマホで写真を撮ってみたが、撮影者の腕も悪ければ、カメラも悪いので「残念写真館」になったことは前回のnoteの通り。
そして私にも「学校行事はまだしもスポーツではいいカメラで撮影しないと失礼なのかな」という引け目もあった。

しかしながらカメラを嗜むフォロワーさん達の私へのアドバイスは優しくて。
撮影した後、トリミングしたり明るさを補うことは私は初めて知った。

調子のりの私は、私ももう一回、おばあちゃんカメラペンコちゃんで自由に写真を撮ろうという気持ちになった。

今日は学校行事だったのだが、久しぶりにペンコをフル充電して、メモリーカードをすっきりさせて連れていった。
過去の写真をみたらペンコちゃんの写真は素敵だと思った。スマホにはない空気が写っている感じ。

学校の運動場は広くて。
ペンコの望遠レンズでは我が子は豆粒みたいだったけど。

晴れた学校の運動場は眩しくて。
ファインダーがないペンコの液晶画面はまともに見えなかったけど。

我が子や仲良しの友達を一生懸命撮った。
半分以上、意味のわからない写真で人様に見せられるのは10数枚だったけど。

それでも、
仕事帰りに駆けつけた友達や、これなかった友達に写真の画像を送ったらすごく喜んでもらえた。
それが私はすごく嬉しかった。

おばあちゃんカメラペンコちゃん。望遠レンズがちょっとパワー不足だし、やっぱりファインダーも欲しい。眩しいんやもん。
けど、誰と比べるものでもないからペンコちゃんなりに、私なりに楽しむ為に次のハンドボールの試合にはペンコちゃんを持っていこうかな。

新しいカメラを買う方が早いけどペンコちゃんと挑戦しようかな。

という訳でおばあちゃんカメラを持ったおばちゃんを会場で見ても笑わないでね。



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