アフリカとサッカーと今の若者について
どうもです。
今もまだ、アフリカネイションズカップでのセネガル優勝の熱がまだちょっと残っております。
何度でも言いましょう!おめでとう!セネガル!!
そんなわけで、アフリカのサッカーとの結びつきの強いルナール監督がFIFAのサイトを通じてアフリカのサッカーについてお話されています。
内容なんですが、FIFAのインファンティーノ会長の肝いりで「アフリカスクールチャンピオンズカップ」という大会が今月19~20日にかけて行われました。
アフリカのサッカー発展のために、将来のある子どもたちをもっとをFIFAの力で後押ししようではないかというわけです。
今大会開催国のDRコンゴ(コンゴ民主共和国)のサッカー協会と政府が学校対抗でトーナメントを開催したところから始まり、アフリカサッカー連盟(CAF)の支援を得て他の国にも広がったようです。
今回の出場国はベナン、エチオピア、南アフリカ、セネガル、モロッコと開催国のDRコンゴで、16歳以下の女子・男子チームが出場します。
ルナール監督のお話では、アフリカのサッカー界が直面している問題の中には子どもたちのサッカーに必要な組織の不足と、インフラ面での不足があるそうです。
例えば日本だと子どもの段階で部活動や地元のサッカークラブなどが入り口になったり、ユースチームに入ったり、直接海外に飛んだりするなど方法はいろいろありますが、アフリカではそんなに選択肢がないのかもしれません。モロッコみたいにアカデミーを創設してる国もありますが、全部の国にあるわけではない。
おっと、話が脱線しましたね。
何年後かにはこの大会で貴重な体験をした子どもたちが、シニアの大きな大会でボールを蹴っているかもしれません。
記事中には動画もうpしてくれていて、相変わらずとてもお美しいのでコチラにも貼っておきます。YouTubeでぜひご堪能ください。
背景のお部屋がやたら豪華☆
Renard: "Focusing on youngsters is important" - YouTube
(↑限定公開なので、埋め込みできませんでした。リンクをクリックして直接飛んで下さいませ)
アフリカの若い選手たちにとって、マネ様とサラーたんとメンディたんは素晴らしいお手本となる人物とのこと。納得です。
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コメントの後半部分がとても興味深かったのでこっそり置いておきます。
FIFAにはサッカー界をコントロールする力があります。だからこれらの大会を調整し、発展させていくのは彼ら次第です。FIFAは上手くやってると思うけれど、さらに力を入れるべきです。
若者に目を向けることは大切だけど、そういう意味では今は世の中がすっかり変わってしまった。彼らと20年前の若者は同じじゃない。興味を引くものも違って、テレビや映画、ソーシャルメディアが重要な役割を担ってる。だから、試合のリアリティーを守っていかなければいけない。たくさんの子どもたちがビデオゲームをプレーするのはいいことだけど、サッカーは本来ピッチの上でプレーするもの。試合に勝つことへの欲求や想像をはるかに超える勝利は、失われてはいけないんだよ。
これじゃあ年配者が若い子たちにする演説だね(笑) でも大切なことだと思うよ。
あんまり説教じみた話はしたくないけど、思わずしちゃった!みたいなことをおしゃってますが、納得できるお話だと思います。
動画中ではそこまでお話されてませんが、若者の趣味が多様化していて、サッカーの将来について危機感を少々お持ちなのかもしれません。
これはアフリカだけではなく、世界中の若者について言えることだと思われます。日本も他人事じゃないな…と。
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2月20日に無事大会は終わり、男子はDRコンゴが、女子はモロッコの勝利で終わりました。おめでとうございます。
(First Africa Schools Champions Cup deemed a success - africanews.)
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