Podcastをいかに聴きやすい音で録音できるか? 機材編

Podcastを始めてすでに数年。
この間に録音機材が色々変わって、この秋でようやく今の構成で落ち着いたといったところ。
現在の機器構成は以下のとおり。

実際に「音を録る」と言うことにおいてはマイクとオーディオインターフェイスで決まるわけだけど、ここで意外と多くの人が見落としがちなものがマイクケーブル。
良いマイクと良いオーディオインターフェイスがあってもマイクケーブルが悪いと良い音にはならない。(当たり前だよねw)
と言うことで今僕が使ってるのはGDVと言うメーカーのマイクケーブル。

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元々GDVは楽器用シールドケーブルをハンドメイドで作ってる工房的なメーカーで、マイクケーブルは作ってないんだけどお願いして作ってもらった。(ちなみにこのケーブル1本、マイクとあまり変わらない価格!)

まず最初に作ってもらったものが写真左側のもの。
市販されてるベルデン+ノイトリックの物と聴き比べても明らかに音が違う。
物凄く気に入ったんだけど使っていくうちに「もっと抜けのいい音にならないかな?」と言う欲求が出てきて、色々相談しつつ2本目に作ってもらったものが写真右側のもの。

この2本を比較すると1本目にあったローのモワッとした感じがすっきり落ち着いてハイも綺麗に伸びる感じ。
おかげてハイパスフィルターかけた時すっきりと落ち着きがいいし、エフェクターの乗りもいい。

ローがすっきりしてハイの抜けが良くなった分、最初に作ってもらったものより若干線が細い音に聞こえるけど、Podcastで相方の声と合わせた時にちょうどいい感じになるから不思議。

e935の音に特別不満もないしマイクを変えて音が変わるのは当たり前すぎて面白みに欠けると言うことで今回はケーブルで音をよくしてみようと言う試みだったんだけど、これがドンピシャでいい方向に向かってくれました。
意外と見落とされがちなケーブル、実際に完全なる自己満足の世界だけど、ハードウェアで自分が理想としてる音に近付けられれば後処理で余計なエフェクト処理をする必要がなくなってその分音を劣化させることがなくなるから結果的に聞きやすくなるんじゃないかなと言うのが僕の考え方でした。

マイクに関してはより指向性の狭いe945と言う選択肢もあるけど、僕の録音環境ではe935で問題なし。

もし周りのノイズが気になるようであればe945を使うこともいいと思う。

次に試してみたいと思うマイク、それはたくさんあるけどその中でもずっと興味があるのはTELEFUNKEN M80。

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今の構成に完全に飽きたらM80に挑戦しようと思っているけど、今の所e935に何の不満もないので構成は当分このままだと思います。

ヘッドフォンに関しては編集時に使うものであって実際の録音には影響しないけど、音を正確に知ると言う意味ではMDRーCD900STがコストパフォーマンス的にもベストな選択だと思う。

この機器構成だと10万円近くかかるわけだけど、Podcastの収録にここまでコストをかけてどうするんだ?と思われる方も多いと思います。
でもここまでかけたからには簡単にはやめられないって言う自分へのプレッシャーにもなるので結果的により長く続けられると言うメリットが生まれます(笑)
と言うわけでまだまだ続けます!


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