Podcastの作り方 録音編

収録には、大きく分けて2つの方法がある。
1つは何人かで集まって1つのマイクで録音する方法と、もう1つは各自ローカルで録音する方法。
共に言えることは、きちんとレベルを合わせること。
では、レベルの合わせ方はどうすればいいのか?
僕が注意してるポイントは、歪まない程度にできる限り大きな音で録ること。
なぜ大きな音で録ることが重要なのかといえば、当然ながらレベルが低いと声が聞き取りにくいので編集時に音量を上げることになる。
そうすると周囲の環境音も一緒に持ち上がってしまいノイズ成分が増え、場合によってはノイズに声が埋もれてしまうこともある。
さらに聞く人の環境を考えた場合、Podcast以外の例えば音楽を聴く時のボリュームとできるだけ合わせておいたほうが聞きやすい。
Podcastの音が小さすぎると必然的にボリュームを上げることになるが、そのあとその状態のまま音楽を再生した時に音が大きすぎて驚くことになるから。
録音レベルを合わせる前に大事なのが、自分とマイクとの位置関係。
これはマイクの種類によっても変わる。
マイクの種類には大きく分けでダイナミックマイクとコンデンサーマイクがある。
ぼくの場合ダイナミックマイクというマイクを使っている。
ダイナミックマイクはコンデンサーマイクに比べて感度が低いのでできるだけ近くで使ったほうがいい。
そうすることで自分の声ははっきりと、そして周囲のノイズは低めに録ることができる。
ぼくの場合口元から10cm程度にセッティングしている。
コンデンサーマイクはダイナミックマイクに比べて感度が高いので多少離れていても問題ないが、周囲の環境ノイズ対策を考えれば近くにおいたほうが理想的。ただしマイクとの距離によっては空間を感じさせる広がりをつけることもできるので、どんな音で録りたいのかによる。
録音レベルはどのくらいにすればいいのか?
オーディオインターフェイスや録音アプリにはレベルメーターがあるので、それを見て合わせる。

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インターフェイス/ソフトによって異なる場合もあるが、一般的にレベルメーターの表示は緑、黄、赤のように色分けされていて、レベルが上がるほどに黄、赤となっていき、赤は高すぎということになる。
ぼくのやり方は、張って喋った時にレベルメーターが赤に入らない程度にしておく。
そうすると普段喋ってる時は青〜黄表示で、少し大きな声になっても黄色の範囲内でおさまる。
笑った時とか突発的に赤になってしまうこともあるが、ぼくの場合一瞬のオーバーロードは会話に影響しない部分と割り切っている。
ではレベルメーターが赤のエリアで振り続けると何がいけないのか?
この状態は入力レベルが高すぎるということになるわけだけど、デジタル録音の場合その状況では音がプツプツと途切れるようなクリップという状態になってしまう。
録音時にクリップしてしまうと編集時にレベルを下げても当然治せないので注意が必要。
ここまで決まればあとは喋るだけ。
喋る時の注意点は、ボソボソ喋らないこと。
ボソボソ喋ると当然レベルが低くなる。入力段でレベル調整できるとはいえ限界があるし、録音された音声も聞き取りにくいものになりやすいので注意が必要。

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