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『ファンは少ないほうが稼げます』

タイトルの本は、要約するとコアなファンを獲得し、その要望としっかりと向き合うことで、効率よくブランドイメージを崩さずに販売ができるということを語っていました。

たしかに、単にいろんな人に売りたいと思っていても、「何のための小尾品を売っているのか」、「どんな人に買ってもらって、その人の生活が豊かになって欲しいのか」、さらに言えば「どんな世の中が作りたいのか」ということを、忘れがちになってしまいます。

こうしたことを考える中で、特にこの本の中で心に残ったのが、シェアするということです。例えば、コーヒーを買ってくださった方が、「残ったコーヒーカスを肥料代わりに庭の植物の土に植えたら、霜が付きにくくて、いい土壌になった!」などとコメントをくれたとします。そうすると、ユーザーの生の声を使って、商品の付加価値のようなものが、私たち販売側にもプラスになります。もちろん、専門家が聞いたら「そんな付加価値は当たり前」というかもしれないですが、ユーザーは自分の生活の中で体験的にその価値を見つけ、共有してくれています。それにしっかりと反応することは、もしかすると、豊かなストーリー性を、商品に与えます。

私は、こちらのWarm Hearts Coffee Clubという寄付型コーヒーサイトで、アフリカのマラウイの子供たちの支援に繋がるコーヒーを販売しています。このマラウイの様子をもっと知りたいという声や、せっかくマラウイコーヒーを買ったから、もっと情報があったらいいなという声から、Instagramなどを使用して、なるべく現地の様子をお伝えするようにしています。

こうして要望などをシェアすることで、さらにコアなファンの人たちに愛されるブランドができ、自分がなんでこの商品を扱っているかも、確認しながら先に進んでいけるのだと思います。

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