見出し画像

『ジーニアスファインダー』自分だけの才能の見つけ方

キャリア教育の授業を、一度ある私立高校で実施させて頂いた際に、この本がとても参考になりました。特に、科目ごとに、その人の向いている方向性や、興味のあることが見えてくるという手法は、学校で勉強していること、または既にしたことをどのように生かすか、また今何のために勉強をしているのかについて、考えていくのに、とてもためになりました。

例えば、以下のような内容を、本書では語っています。それぞれの科目に合わせて得意なことが、その生徒にはあります。大体の場合「数学が得意なら理系の大学を受けてみよう」といったアドバイスで終わってしまいますが、こうした分析なら、「物事を分析することが得意なら、理系の大学でもバイオマス研究など、生物の特徴の詳細から分かることを分析する研究ができるところがいいね。そのために、今の勉強もしよう!」っといったことが言えるかもしれません。

社会をしっかり勉強して、興味を持っている人は、社会現象から具体的な解決策を考える社会学をやってみたらいいし、国語が得意でよく小説を読む人は、人の気持ちを文脈や行動から察することに長けているから、文学や思想を深めていくのもいいでしょう。
こうした多角面から人を見ていくことがに繋がるのが、ジーニアスファインダーの考え方にもなると思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?