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インジェクションチューニング

インジェクションチューニングとは何でしょうか?

インジェクションは、エンジンが燃焼するために必要な燃料を霧状にしてシリンダーに噴出する機械です。

これはコンピューターの働きによって制御されていますが、コンピューターの燃調マップを変更して最適な状態にすることを、インジェクションチューニングと言います。

本来コンピューターは、ノーマルの状態で最適に走れるようにメーカーによって設定されていますが、
マフラーの交換や吸気系チューンによってセッティングが変わった場合、ノーマル設定のコンピューターでは不調をきたすことがあります。

そこで、変更された吸排気系にマッチするようセッティングを施すのが、インジェクションチューニングです。

インジェクション💋ニングの種類について

フルコン
純正コンピューターを社外品へと変更し、O2センサーもより広い幅で酸素濃度を検知するセンサーへと交換します。燃調制御に関わるパーツをすべて社外品へと変更することで、チューニングに大きな幅を持たせることが可能です。燃調関連のパーツを一式社外へと交換するため、フラッシュチューニングに比べると費用がかかります。

フラッシュチューニング
純正コンピューターとナローバンドO2センサーを用いて行うチューニングのことです。ナローバンドO2センサーとは、酸素濃度検知幅の小さなO2センサーです。
フラッシュチューニングでは、純正パーツを使用するためフルコンに比べて費用を抑えられます。しかし、純正パーツとナローバンドO2センサーを使用するため、チューニングに幅を持たせることができません。
また、エアクリーナーやマフラーを交換するたびに、シャーシダイナモに乗せてリセッティングする必要があります。そのたびにセッティング費用を支払う必要があるため、こまめにパーツ変更をする場合は向きません。

サブコン
ノーマルのコンピューターから出力される信号をサブコンによって変更し、チューニングします。“サブ”という名前の通り補助的なものであり、「やらないよりはやったほうがよい」という程度で、細かなセッティングや大幅な変更はできません。
また、フルコンのように排気酸素濃度を検知してセッティングに反映させることはできません。

インジェクションチューニングにはこれら3つがありますが、中でもフルコンとフラッシュチューニングが一般的です。どちらを選択するかは、チューニングを行う目的に沿って選択する必要があります。

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