見出し画像

くぼはる、MJを観に行く #10

実は、アラジンと同じ日にMJのチケットも当たりました。
マイケルジャクソンミュージカルです。
私今年の運を全部ここに使ってしまっているかもしれない。
と思いつつ、35ドルでチケットゲット!!っしゃ!!

というわけで、ミュージカルはしご!

Neli Simon Theatre
2022年11月26日(土) 20時公演

今年の2月からの演目だそうですが、いろんな賞をとった?ノミネート?されているらしい。
たくさんブロードウェイを見たという子に聞いて、一番よかったと言っていたので期待大です。
MJは電子チケットが開演直前に届いたので、そのまま劇場に入れます。

混雑していて写真は撮れなかったのですが、
グッズがめっちゃよくて、衝動買いしてしまいました。。
めっちゃかっこよかってん。
お兄さんが袋おまけしてくれました。
ありがとうお兄さん!!

気になるお席は1階の後ろの方。でも真ん中らへんだったのでよく見えました。
土曜の夜ということもあってか、満員+立ち見のお客さんもいて大人気でした。
MJミュージカルは、他のブロードウェイと違い、バンドが舞台上にいます。
ブラスバンドじゃないんですね。

そして開演前から演者さんたちが舞台に出てきて、ストレッチを始めます。
薄い幕があるんですが、それが鏡みたいで、みなさん髪の毛直したりされています。
ストーリーは1992年のツアー前から始まります。
記者さんと話しながら、1つずつ過去をたどっていくという内容でした。
はい、ここからネタバレいきます。


もうね、本当に皆さんに伝えたいんですが、

マイケルジャクソンは生きています。

大事なことなのでもう一度言いますが、

マイケルジャクソンは生きています。

本当に、本物を見てるんじゃないかというくらい本物です。
私はマイケル世代じゃないので、そんなに詳しいわけではないですが、
パフォーマンスはもちろん、喋り方、立ち方など完全にマイケルでした。
パフォーマンスもすごいんですが、猫背の感じとか、喋ってる時の手の置き方とか、存在の仕方がマイケルで本当にすごかった。
すごい研究したんだろうなぁ、、、

また、マイケル役は子役、青年、成人と3人出てきます。
この、子役の方がすごいです。
青年時代の人もすごいんですが、子役の子の歌声が、
今まで聞いていたジャクソン5の声そのままだったんです。
ダンスもうまくて、最初に子役の方がパフォーマンスをした時、お客さんがみんな(この子やばっ、、)ちょっと引いたのがわかりました。
ジャクソン5のパフォーマンスが終わった後の歓声と盛り上がりもすごかったです。

MJは他のミュージカルより、お客さんの年齢層が高かった気がします。
マイケルと同じ時代を生きて見てきたお客さんたちだと思うのですが、
そんな人たちを納得させてしまうパフォーマンスができるってすごいなと思いました。

・マイケルの名曲

最初が『Beat it』だったんですが、これで心を鷲掴まれました。
有名な曲だし、もうめちゃめちゃかっこいいし。
周りのダンサーさんたちもすごいです。
このミュージカルの中には、
私は知らない曲もあったんですが、全部わくわくして聞いていました。

また、一番衝撃的だったのは『thriller』、スリラーです。
これも有名な曲なので期待値はかなり高く、前半でもさらっと流れるのでいつくるかな、、と思ってたら
後半にいきなり真っ暗になり、ブワッと眩しくなり、キタキター!とワクワクします。
期待はガッツリ超えられます。
MVのようなホラー要素もありながら、すんごいかっこよかったです。

私が一番心に残っているのは『Human Nature』です。
この曲は曲名知らなかったんですが、サビで「why why…」というフレーズがある曲です。
どこがと言われると難しいんですが、その前後の流れとか合間って、ぐっっときました。
歌詞もわからないけど、私に届けてくれているように感じました。

あと、最後カーテンコールでみんなが歌ってた曲も良かったんだけど、
曲忘れちゃったんです。あああ、なんだったっけー!!

ラストシーン

このミュージカルの最後は、1992年のコンサートのオープニングのシーンで終わります。
私も見たことある、伝説の、バーン!!って出てくるとこからのストップ、
で、回転します。
私の言い方ではきっとあの凄さは伝わらないと思うんですが、最後の最後までマイケルを見せつけられた感じでもう圧巻でした。

ブロードウェイミュージカルは何個か見ましたが、
全て終わった後に、全員がスタンディングオーベーションしていたのはMJだけでした。
私も、すごい!!ていうのを演者さんに伝えたくて、立ち上がって叫んでしまいました。
日本ではできないし、あの会場の一体感は楽しかったです。


全部終わった後、Wikipediaでマイケルジャクソンを調べていたのですが、
1992年のツアーの後、結婚してもすぐ離婚していたり、訴えられていたり、
そして、突然亡くなったのは私もニュースで見たのは覚えています。
幼い頃からものすごく努力して世界中にファンがいるけどもっともっとと求められて、
きっと私なんかには想像できないような辛い経験もたくさんあったんだろうなと思うと、マイケルは幸せだったのかなぁと、
有名になって楽しいこともきっとあるんだろうけど、日常とのギャップでより苦しくなったりすることもきっとあるんじゃないかなと思いました。
MJに出ていたマイケルがどこか切なかったのでそんなことを考えてしまいました。

これだけのリアリティを出せるのはすごくて、
これぞ本場ブロードウェイのミュージカルだなというものが見れました。
日本でも見たいけど、MJはニューヨークで見るから色々感じたり、考えたりできたりする気がします。
幸せな時間でした。

つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?